10の事例から学ぶ。コンテンツSEOを成功に導いた要因とは？

おさらい！コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、高品質なコンテンツを作成・発信することで、検索エンジンからのユーザー流入増加を狙う手法です。テレビCMや新聞広告、リスティング広告など他の集客方法に比べると、低コストで行える魅力があります。また、ウェブ上の集客方法として多くの企業から注目されています。

コンテンツマーケティングとの違い

コンテンツSEOと混同されやすいのが、コンテンツマーケティングです。一見すると同様の手法を指すように感じられますが、厳密にはそれぞれ特徴が異なります。

大きな違いは、対象となるチャネルです。

・コンテンツSEO・・・検索エンジンが対象 ・コンテンツマーケティング・・・検索エンジン以外のSNSなども対象

コンテンツSEOは、作成したコンテンツ（例：記事）を検索結果に上位表示させ、検索ユーザーの流入を狙うのが目的です。

一方のコンテンツマーケティングは、コンテンツを活用して顧客とのコミュニケーションをとり、成果へつなげるマーケティング手法をさします。故にコンテンツマーケティングの施策のひとつとして、コンテンツSEOが存在します。

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【成功事例】コンテンツSEOで実績を残すには？

ノウハウが少ないまま、コンテンツSEOを自社で行うのであれば、まずは成功した企業の事例をチェックしましょう。実績のある企業から成功の要因を学び、自社のコンテンツSEOに生かすのが理想です。ここでは弊社がご支援させていただいた企業の成功事例と、その要因を10社紹介します。

事例1.【求人業】広済堂HRソリューションズ社の成功事例

地元密着型求人サイト「Workin.jp」の運営など、地方企業の人材獲得に助力している企業です。地元の求職者と企業の出会いの場『Workin就活・転職フェア』を開催したり、求人だけではなく教育・育成も含めてサポートしたりと、多角的な求人事業を通じて地方創生に貢献しています。

抱えていた課題

当初は他社のコンテンツ制作会社に発注していましたが、流入数や送客数、応募数が振るわず、課題を感じていたそうです。外注の契約更新を迎えるタイミングで、課題解決を弊社にお任せいただくこととなりました。

施策と効果

未知株式会社がまず提案したのは、ターゲット層のブラッシュアップとコンテンツ戦略の実施です。良質な記事を作成し、ドメインの評価向上およびセッション数の拡大を狙いました。先にウェブサイトの土台を固める記事を、次に職種に関する記事を作成することで、求人ページへの導線確保も行っています。

施策の効果は、取り組みより1年で以下のとおりでした。

 

事例2.【サービス業】スマホスピタル社の成功事例

スマホスピタル社は、モバイル端末やゲーム機の修理サービスを提供しています。北海道から沖縄まで全国展開しており、予約なしで飛び込み相談できる気軽さと、豊富な修理メニューが魅力です。店舗への持ち込みが困難な方のために、郵送修理も受け付けています。

抱えていた課題

スマホスピタル社がWeb集客を実施していたのが、リスティング広告によるプロモーションです。リスティング広告は入札価格やクリック数などで総額が決まるため、想定よりも費用が高額となる場合もあります。

スマホスピタル社の場合も、リスティング広告が数千万円となり、相対的に利益減の課題が生じていました。加えて、Googleの広告規制により修理関連の広告出稿が出来なくなりました。

解決策として、コンテンツSEOを実施することに。当初は他のコンテンツ制作会社に依頼していましたが、内製化を試みることになりました。

施策と効果

未知株式会社が提案したのは、掛け捨てではなく財産となる、オウンドメディアの運営です。書記はiPhone掛け合わせのお悩みワードを取り入れた記事を作成し、トラブルを抱えているユーザーの流入を狙いました。

店舗ブログは内容が重複しやすいため、各記事の独自性を出すようディレクションしながら複数のバナーやLPを利用し、店舗への送客に取り組みました。故障関連ワードをひととおり記事に落とし込んだ後は、買取関連ワードにも着手してユーザー層の拡大も狙っています。

施策の効果は、以下のとおりでした。

 

事例3.【製造業】サッポロビール社の成功事例

サッポロビール社は、開拓使のマーク「北極星」を伝統シンボルとした酒造メーカーです。北海道初のビールが社名の由来となっており、道内エリア限定販売の商品も長年高い人気を誇っています。ビールはもちろん、ワインやチューハイ・サワー、焼酎など幅広い商品展開を行っているのも特徴です。

抱えていた課題

サッポロビール社の課題は、主力商材であるビールのイメージが強く、他の酒類も販売していることの認知度が低いことでした。BtoBでは多くの売上につながっていましたが、BtoCの活動ができていないと感じており、ワイン販売の認知度向上や出荷量増加につながる方法を模索していました。

施策と効果

統計データを見ると、ワイン飲用者は40～50代がメイン層でした。20～30代が飲食店でワインを飲まない理由は、飲み方を知らないからではないかと仮説を立て、まずはお役立ち系のコンテンツを増やすことに注力しました。

外食時に役立つワインの知識や、合わせやすいレシピの紹介記事で興味関心の高いユーザーにアプローチしたり、イベント情報やQAコンテンツに誘導したりと、親しみやすさを感じてもらえる施策を行いました。社内でもメディアの認知度が上がり、運営への追い風となっています。

サッポロビール社の施策の効果は、次のとおりです。

 

事例4.【不動産業】タマホーム社の成功事例

タマホーム社は、北海道から沖縄まで全国展開の住宅メーカーです。戸建分譲住宅や注文住宅はもちろん、賃貸や分譲、売買など、不動産事業を幅広く手がけています。北海道レベルの高断熱住宅や、愛猫との生活に寄り添う「ねこと私の家」など、快適性と豊かな暮らしを実現してくれるプランが豊富です。

抱えていた課題

BtoB向けの事業を展開するにあたり、広告の打ち出しを検討しました。しかし、個人向けサービスのイメージが強く、未経験な分野ゆえに何から着手すべきか分からない状態でした。さまざまな手法を検討した結果に辿り着いたのが、費用対効果の高いオウンドメディアです。

未知株式会社には、BtoB事業拡大につながるオウンドメディアの制作をご相談いただきました。

施策と効果

コンテンツSEOで行ったのは、タマホーム社のBtoB向け『 区分所有権オフィス事業』に関連するワードでの記事作成とブランディングです。不動産投資や資産運用などの記事を作成し、上位表示させることで潜在層および準顕在層へのアプローチを行いました。

さらに掛け合わせワードの記事作成や、3種類のホワイトペーパーでターゲット層の取りこぼしをなくし、リード獲得につなげました。

一般的にSEO施策は長期化（半年～1年間）しやすいことを伝えていましたが、下記のとおり早期的に結果が現れています。

 

事例5.【医薬品】ユースキン製薬社の成功事例

ユースキン製薬社は、スキンケアアイテムなどを取り扱う製薬会社です。手荒れや唇の荒れなど、各部位の悩みに対応した幅広い製品展開を行っています。通常パッケージの他、可愛らしいキャラクターデザインの製品も好評です。

抱えていた課題

ユースキン製薬社は、当時子どものアトピーやあかぎれに悩む方を対象とした新ブランドを立ち上げていました。シソの成分を活用した新製品の発売にあたり、認知度拡大や新たな顧客層の開拓を目指していました。課題としてあがったのは、将来的にユースキン製薬社の製品のロイヤルカスタマー確保（ファン化）を確保するための方法です。

施策と効果

まずは既存製品との違いを明確化すべく、新製品の名称変更しました。リブランディングを行いつつ、シソの有効性を多くの方に知ってもらえるよう、ケアの仕方や悩みの解決策を提案するオウンドメディアを立ち上げました。

メインターゲットは、敏感肌や乾燥肌などの肌荒れに困っている方や、子どものアトピーに悩んでいる方です。独自データを記事に落とし込み、オリジナリティのあるコンテンツを配信し続けた結果、順調に上位表示を獲得するに至りました。

競合の多い『敏感肌』や『乾燥肌』でも上位表示されるようになり、以下のような効果を出しています。

 

事例6.【スクール事業】やる気スイッチグループ社の成功事例

やる気スイッチグループ社は、学習塾や英語塾、スポーツ塾などを運営している会社です。他にも「教育現場で活躍したい」「英語を使って働きたい」などのニーズをもつ学生や社会人向けのメディアを運営しており、人材確保の面でも教育業界に貢献しています。

抱えていた課題

以前は採用に求人媒体や人材紹介会社を利用していましたが、時期によって応募人数にバラつきがあったり競合との差別化が困難だったりと課題を感じていました。応募数を伸ばすためには求人媒体に頼らない、独自の集客方法が必要と結論付け、自社メディアによる集客を検討していたそうです。

施策と効果

他のSEO会社では仮に上位表示できても、自社が教育にかける情熱や目指す世界観までは伝えられないと感じ、未知株式会社にご相談いただきました。将来的には内製化したいとのご希望だったため、コンテンツマーケティングに関する知識や技術を伝えつつ、施策のサポートを行いました。

現在は内製化が進み、読み手の感情や解決したい悩みに寄り添ったコンテンツを提供できていると喜びの声をいただいています。未知株式会社のサポートによって、やる気スイッチグループ社に実感いただいている効果は、次のとおりです。

 

事例7.【結婚相談業】エン婚活エージェント社の成功事例

エン婚活エージェント社は、オンラインで完結する来店不要の結婚相談所『Clemari』を運営しています。1年以内の成婚を低価格で実現しており、近年は婚活総合サービス満足度1位をはじめ、多くの高評価を得ています。

抱えていた課題

前身メディアとして『こいとり』を運営したり、コラムを発信したりしていましたが、思うような効果を得られない状態だったそうです。以前よりコンテンツマーケティングに興味をもっていたこともあり、サービスの認知拡大とリード獲得のために行っていましたが、工数がかかるわりに効果を実感できず、更新停止が続いていました。

施策と効果

新たなメディアの運営を開始しました。まずエン婚活エージェント社のサービス内容はもちろん、価値観や実現したい目標の共有を行い、作成する記事の企画を吟味しました。

記事を量産することは容易ですが、競合との差別化をはかり、ユーザーにサービスの魅力を伝えるためには企業独自の価値観に沿ったコンテンツでなければ意味がありません。認識のすり合わせを繰り返し、現在はエン婚活エージェント社ならではのコンテンツがあふれたメディアに成長しています。

エン婚活エージェント社には、以下の効果を実感いただいています。

 

事例8.【廃車買取業】ラグザス・クリエイト社の成功事例

ラグザス・クリエイト社は、廃車買取サイトを運営しています。全国の廃車買取業者との連携や独自の海外販売網により、数多くの廃車買取実績を積んできました。直営店舗をあえてもたないことで、コストカットおよび高価買取を実現しています。

抱えていた課題

当初は、買取受付をオンラインで行うためにウェブサイトを作成しました。やがて「故障した車でも買い取ってくれるのか」など悩みがあり、処分方法に困っている潜在層へのアプローチはできないかとお悩み解決系の記事を作成し始めたそうです。

潜在的なユーザーニーズを把握し、サービス提供へつなげるために、まず認知度拡大が課題としてあげられました。

施策と効果

既存メディアのコンテンツ作成をサポート。認知拡大のためには、まずセッション数増加が欠かせません。そこで短期間に記事の作成を大幅に行い、多くのキーワードやユーザーニーズにマッチできるメディア作りを進めました。

安定した質で記事作成できる専門会社に一部を任せることに。効果が現れるまで若干の時間を要しましたが、現在は以下のようなメリットを実感していただいています。

 

事例9.【市場調査業】まーけっち社の成功事例

まーけっち社は、市場調査やプロモーション、マーケティングコンサルティングなどを手がける会社です。一般的には切り離されやすいマーケティング戦略とプロモーションリサーチをあわせて取り組み、テクノロジーを活用することで、市場調査における費用対効果の改善を実現しています。

抱えていた課題

もともと自社の知見発信や認知拡大の手法として、自社メディアの運営は創業当初よりあったそうです。コンテンツマーケティングは資産となることも理解している一方で、当時はニーズがつかみきれなかった事情もあり、本格的な取り組みはできませんでした。

現在は認知度も高くなり、資金的にも余裕ができたことから、コンテンツマーケティングへの投資を決めたそうです。複数の専門会社を利用したところ、各社で知見に違いがあったり費用感の幅が大きかったりしたため、最終的に知り合いから紹介された専門企業へお任せすることに。

施策と効果

未知株式会社では、記事の企画から制作まで行いました。コラムごとに戦略を決め、どのような意図でこのキーワードを狙っていくのかを共有しつつ制作に取り組んだ結果、ご満足いただける記事が完成しました。

ターゲットユーザーのストーリーに沿った記事を提供することにより、セッション数の増加および認知度拡大を目指す施策は、下記の効果につながっています。

 

事例10.【結婚相談業】IBJ社の成功事例

IBJ社は、恋愛と結婚をまじめに考える婚活サイトを運営しています。婚活に対して多くの悩みや不安を抱えるターゲットユーザーに、お役立ち情報を提供する婚活コラムが人気です。

抱えていた課題

以前よりメディア制作はしていたものの、会員向けの限定されたサービスだったそうです。そのためSEO施策は行っておらず、既存メディアによる新規顧客の獲得が課題でした。広告費を抑えつつ集客につなげるためには、メディアのコンテンツ活用が必要だと感じたそうです。社内にコンテンツマーケティングのノウハウもなかったため、専門企業へご依頼いただくこととなりました。

施策と効果

メディア名やデザインのリニューアルはIBJ社が行い、未知株式会社はコンテンツ作成を担当しました。女性は無料で利用できる婚活ネットが多い一方で、実際に利用してみるとマルチの勧誘など、トラブルに見舞われるケースもあります。ブライダルネットは男女ともに有料となる分、真剣な交際を求めているユーザーが集まりやすく、安心感があります。ブライダルネットならではの強みを伝えられるよう、コンテンツ作りを行いました。

将来的に内製化を視野に入れており、施策の効果に加えてサポート体制に関してもご満足いただけました。

 

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コンテンツSEOを“まずは”外部委託するメリット

現在の検索エンジンは質の高いコンテンツは上位表示されやすいアルゴリズムにアップデートされています。企業は良質なコンテンツを作成することが求められていますが、自社で1から作成するとなると容易ではありません。

自社にノウハウのない企業がコンテンツSEOの土台を支える、良質なコンテンツを作成するためには、まずは専門会社への委託がおすすめです。専門会社ならコンテンツSEOに関する施策の提案、効果分析なども含めて総合的に任せられます。

将来的に内製化を目指している企業も、短期間だけでも専門企業に依頼することで、下記のメリットがあります。

自社の手間を軽減できる

コンテンツSEOの内製化は、コンテンツ作成やユーザーニーズの調査、効果分析など多くの業務を自社で実施する必要があります。

知見の深い人材を確保して、専門チームを立ち上げるのが厳しい場合は、負担が大きくなることが考えられます。

一方、専門会社に調査からコンテンツ制作、分析を任せれば幅広く対応してもらえるだけでなく、自社にノウハウをためることが出来るでしょう。自社の担当者の手間を軽減できる、本来の業務や他の作業にリソースをあてられるようになる点は最大のメリットです。

継続的に良質なコンテンツを作成できる

自社にコンテンツSEOに精通している人材がいない場合、外注との決定的な差がコンテンツの質に出ます。

コンテンツSEOを理解していなくても、最初のうちは推測でユーザーニーズをとらえたコンテンツを作成できる可能性はあります。たとえば、ペットショップなら「ユーザーはペットを飼うのに必要な道具を知りたいはず」「エサ代が気になる人もいるはず」など、ある程度の想定はできるでしょう。

ただし、ある程度の数まで作成を終えると、途端に次のコンテンツのテーマが思い浮かばなくなってしまいます。コンテンツの増加に伴い、推測だけでカバーできる範囲を超えてしまうことが原因です。

コンテンツSEOは、中長期的な施策が前提です。継続して良質なコンテンツを発信し続けなくてはなりません。

専門会社なら、分析や調査結果をもとにユーザーニーズを算出を実施して計画的なコンテンツ制作が可能です。

最新のSEO情報を施策に活用できる

検索エンジンのアップデートは定期的に実施されるだけでなく、突発的に行われるケースもあります。検索エンジンの方針転換が起これば、従来の主流だった施策が通用しなくなる可能性も考えられます。例えば、現在では文中に主要キーワードを記載するだけでは、評価されなくなっています。

社内にコンテンツSEOに詳しい人材がいない場合、気づけないまま、効果の薄い施策を続けてしまいかねません。

コンテンツSEOの情報に明るい専門会社なら、検索エンジンのアップデート情報や施策の効果も常に確認しているため、早い段階での対処が可能です。最新の情報をもとに新しい施策も提案してくれるので、時代の変化に取り残されないコンテンツSEOが実現します。

費用対効果の高い施策ができる

SEOは、大きく分けて内部施策と外部施策の2種類があげられます。コンテンツSEOは内部施策にあたり、より効果を発揮するためには、サイト構造の改変や内部リンクの設置なども視野に入れることが重要です。

たとえば高品質かつ独自性の高いコンテンツを作成しても、文字が小さくて読み難かったり、情報を補足できるコンテンツへの内部リンクがなかったりすれば、ユーザーは短時間で離脱してしまいます。

記事作成だけに注目するのではなく、ユーザー目線でウェブサイトそのものを改善していく施策も不可欠です。

知識の豊富な専門会社なら、良質なコンテンツ作成に加えてウェブサイトの問題点の改善も任せられるので、高い費用対効果が期待できます。

 

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まとめ

コンテンツSEOは検索エンジンでの表示順位を上げるだけではなく、ブランディングや企業の強みを伝えるためにも欠かせない施策です。本コラムで紹介した各企業の中にも、セッション数など数値的な課題を感じているだけではなく、ブランディングそのものに悩んでいるケースもありました。

オウンドメディアのコンテンツは、将来的に重大な資産となります。自社運営が困難な場合は、ぜひ未知株式会社へご相談ください。貴社の現状をヒアリングし、課題や方向性を明確化したうえで最適な解決方法をご提案します。