ミス・パリ・グループ

YMYL領域で自然流入が10倍増!コンテンツSEOで「エステ」の認知を広げた成功事例

案件概要

未知株式会社(以下、未知)は、ミス・パリ・グループが展開するエステティックサロン「エステティック ミス・パリ」と「男のエステ ダンディハウス」のパートナー企業として、ファンマーケティングクラウドを用いて、コンテンツSEOを活用したコンテンツマーケティングの支援を実施。未知にて美容やダイエットに関する情報を発信するオウンドメディア「Beauty Picks」と「DANDY LABO.」を展開しました。そこで今回は、ミス・パリ・グループ広報宣伝部のメディアマーケティングディレクター堀田理子様(以下、敬称略)に、ファンマーケティングクラウドを導入していただいた背景と成果についてお伺いしました。(インタビュアー:未知株式会社 永田)

解決したい課題

  • 広告流入過多による広告費の増加

  • コンテンツマーケティング開始に遅れが生じていた

  • ダイエット手段として、エステの認知度が低迷

施策

  • ビッグキーワードの検索上位を狙うキーワード戦略

  • YMYL、薬機法に留意したコンテンツ制作

  • 継続的なコンテンツ更新

【導入後の成果】

・月間数十万セッションにより広告費を大幅に削減

・ダイエット=エステの認知度向上とブランド化に成功

・サービスページへの送客数が月間数千件を達成


Beauty PicksDANDY LABO.

目次



膨れ上がる広告費。コスト削減を目指してファンマーケティングクラウドを開始

永田:

― 弊社の「ファンマーケティングクラウド」を導入する以前は、どのような課題を抱えていたのでしょうか?

堀田:

当時一番大きな課題として抱えていたのが、広告費の高騰でした。弊社のダンディハウス、ミス・パリのホームページへのアクセスの大半が広告流入です。「ダイエット」のキーワードで表示されるリスティング広告経由でのアクセスが多かったのですが、広告の単価が非常に高くて。どんどん広告費が膨れ上がってしまったんです。

永田:

― 膨れ上がる広告費を削減するのが課題だったんですね。その中で弊社にお声がけいただいたのは、どのようなきっかけがあったのでしょうか?

堀田:

元々社内では何年も前から「オウンドメディアを作ってコンテンツマーケティングをやろう」という話が持ち上がっていましたので、大手のマーケティング会社にコンテンツ制作を依頼したことがありました。実際に契約直前まで話は進んだのですが、ちょうどWELQ問題※が起きた頃でした。念のため、マーケティング会社さんにも「オリジナルの記事を制作しているのか」と尋ねたんです。すると、一部のコンテンツはオリジナルではないと。

※WELQ問題とは
医療情報サイトにてコンテンツの正誤が問われ、サイトが取りやめになった騒動のこと。

堀田:

YMYL領域に対する規制が厳しくなり、コンテンツの内容によっては検挙されるリスクすら生まれ始めていた時期です。このまま進めるのは会社にとっても大きなリスクになると思い、その話はいったん白紙に戻し、新たな依頼先を探し始めました。

※YMYLとは
金銭面や健康面、政治等のユーザーの生活に影響を与える題材のこと。Googleは厳しい評価基準を設けておりサイトの評価に大きく関わる。

堀田:

いくつかの会社を検討している中で、お付き合いのある会社からご紹介いただいたのが未知さんでした。コンテンツマーケティングをやりたいという話をしたら「面白い人がいるよ」と言われ、社長の下方さんと引き合わせてもらったのが未知さんと繋がるきっかけでした。

永田:

― ご紹介で弊社を知っていただいたのですね。ご検討された中で、弊社を選んでいただいたのは何が決め手になったのでしょうか?

堀田:

いくつか提案のあった会社と比較して、ひとつの記事にかける手間ひまの違いが大きな理由でした。複数名で集まってキーワードを決め、ペルソナを作り、細部にまでこだわって企画を立案。複数のマーケティング会社にも話を聞いた中で、未知さんほど真剣に取り組んでくれる会社はないなと感じました。

実際にコンテンツを制作するライターさんを都度集めるのではなく、すでに実力がある方を揃えているというのも、YMYL領域に対する規制を心配していた私たちにとっては大きな魅力でした。そして何より、そのお話を聞かせてくれる下方さんの熱量が素晴らしかったですね。とにかく私たちのために全力を尽くしてくれるという熱意に「この人たちにだったら任せられる」と、一気に口説き落とされたんです。

通常は複数の会社とのコンペで決めるところですが、上司には「未知さんしか考えられません」とアピールし、そこまで言うならと納得してもらいました。

ご相談・見積り

自然流入と広告流入が逆転。ビッグキーワードでの検索上位を獲得

永田:

― ファンマーケティングクラウドを導入後、どのような変化がありましたでしょうか?

堀田:

サイトへの流入経路が明確に変化しました。導入から1年後には広告流入と自然流入が逆転。その後も自然流入は増え続け、導入前の2018年頃に比べ、直近の2022年では自然流入が約10倍まで増加しています。その結果広告の出稿が大きく減少して、当初の課題であった広告費削減の実現に成功しています。

永田:

― 広告費の削減に繋がった要因は何だったのでしょうか?

堀田:

最も大きな要因は、ビッグキーワードで検索上位を取れたことにあります。導入当初は「モテる」「マシュマロ女子」など、直接的なダイエット関連のキーワードからずらしたコンテンツ制作を進めていました。やがて「ダイエット 男」「脂肪燃焼 男」といった、クリック単価の高いキーワードで検索1位を取れるようになった影響は非常に大きいです。

こうした上位記事獲得の要因には、コンテンツの継続的な更新があります。毎月上質のコンテンツを5~10記事、コンスタントに公開し続けた継続性が自然流入の増加に繋がったと評価をしています。そうした検索流入の増加に伴い、単価の安いリターゲティング広告を活用できるようになったことで、低い広告費で効率のよいCV(コンバージョン)獲得に結びついています。

永田:

― 御社の課題解決に繋がり、安心いたしました。この結果は御社にとって想定通りの結果だったのでしょうか?

堀田:

予想を大きく上回ってくれましたね。未知さんからいただいていたシミュレーションの数字をベースに立てていた予測を驚くほど超えてきてくれました。一般的に、広告代理店からもらうシミュレーションの数字は下回るのが当たり前。そのため「シミュレーションを超えることはない」という意識が頭にありましたが、結果は10倍近い自然流入数だったので、本当に驚きました。

永田:

― ありがとうございます。ある程度、保守的なシミュレーションを出していた影響もあるかと思いますが、元々持っていたドメインパワーとコンテンツが相乗効果を生んだ結果だと考えます。課題であった広告費の削減に繋がったうえでそれ以外に、予想外の効果などはありましたでしょうか?

堀田:

エステがダイエットの手段として認知されてきたのはうれしい成果でした。ダイエットの方法を検索したときに、従来は食事制限やジム通いに関するコンテンツばかりが上位表示されていました。特に男性はその傾向が強く、エステで痩せられるという認識がほとんどありませんでした。

しかし「ダイエット 男」の検索結果にダンディハウスが上位表示されるようになったことで、男性にも『エステで痩せる』という選択肢が少しずつ広がり始めました。さらにダンディハウスにたどり着いたユーザーが、肌荒れやニキビ対策といった美容にも興味を持つ副次的な効果も生まれています。

永田:

この結果は、ファンを集めてサイト内で新たな認知を生むことができる、ファンマーケティングクラウドの醍醐味だと思います。

ご相談・見積り

手を取り合い、新たな領域へ挑む

永田:

― 改めて、弊社のファンマーケティングクラウドを導入した感想を教えてください。

堀田:

広告費を削減するという目標を達成してくれた結果には大満足です。またコンテンツの質が素晴らしく、ミス・パリ,ダンディハウスらしい上品な記事を毎回作っていただいて感謝しています。

コンテンツ制作の方針については、弊社から指示を出したことはほとんどありません。エステのサービスは薬機法の適用対象であるため、使える用語や表現方法が厳しく規制されます。そういった注意点について初期に少々すり合わせをさせてもらいましたが、それ以降はほぼ修正の必要がないコンテンツを仕上げていただいています。また、公開されたコンテンツはミス・パリの会員様もご覧になります。会員様の中には体型や体質にコンプレックスを抱えている方もいらっしゃいますが、そうした方にも配慮した表現を用いていただいているので、大変助かっています。

永田:

表現面でご満足いただき嬉しいです。安心して読んでいただけるコンテンツの制作は、弊社としても重要な課題として考えています。

堀田:

そういった姿勢は読者の方にも伝わっていると実感しています。SNS上には「ミス・パリが書いているからすでにキレイな人向けの記事だと思ったら、痩せたい人やキレイになりたい人に寄り添った記事でよかった」というような評判もありました。こうした声に現れている通り、ミス・パリのブランドイメージ向上にも寄与していただいていると思います。

安心してコンテンツSEO、コンテンツマーケティングを任せられる会社を探していると相談されたら、迷わず未知さんをおすすめしますよ。

永田:

― そう言っていただけて安心いたしました。直接お話しされたフロント、コンサルタントの対応はいかがでしたでしょうか?やりにくさ、やりやすさなどありましたら教えてください。

堀田:

社全体が若くて活気がありますよね。皆さん元気な方ばかりなので、ちょっとしたことでも相談しやすいと感じています。「こんな記事を書いてほしい」「こういう流行があるよ」など、思ったことを言いやすい環境をつくっていただけました。やはりスムーズなコミュニケーションが成果に繋がるんだな、と私自身再確認させていただきました。

永田:

― ありがとうございます。今後も円滑なコミュニケーションがとれる体制を整えてまいります。今後もお取り組みさせていただく上で、さらに弊社に期待したい点はございますか?

堀田:

ミス・パリ・グループ内にある学校法人「ミス・パリ学園」のコンテンツをお願いする話が進んでいます。これまではすでに大人になられた方へのコンテンツマーケティングが主でしたが、今回は高校生向けのコンテンツです。下方さん曰く、未知さんでは初めての取り組みとのことですので、ぜひ一緒に協力しながら成功させられたらと思います。

永田:

ありがとうございます。確かに弊社はこれまで10代をターゲットにしたことはありませんでした。全世代に共通した読みやすさをベースに、より年齢層にあったレギュレーションの調整を行う予定です。

堀田:

学校系のコンテンツマーケティングは、転職や就職といったジャンルに比べてメジャーではなかったと思うんです。今回の取り組みが成功すれば、あらゆる大学や専門学校への広がりが期待できるのではないでしょうか。「ミス・パリ学園さん、どこの会社と組んでやっているの?」と聞かれたときに未知さんをご紹介できるよう、しっかり成果を出したいですね。今後、弊グループでは専門職大学の創立も控えていますので、一緒に新しい領域にチャレンジできるのが楽しみです。

永田:

ぜひ一緒に新しい世界へチャレンジさせてください。本日はありがとうございました!

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