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メディア立ち上げの準備
メディアを立ち上げるにはしっかりとした下準備が必要です。この下準備を怠ってしまうと運営方法で悩んだり、途中で挫折する原因となります。メディアを立ち上げるときは必ず運営目的を決めましょう。そして「どういったユーザーに何をどのように伝えるメディアにするか」という、立ち上げるメディアの核を決めることも忘れてはいけません。この他にも、ライバルメディアのリサーチやユーザーのニーズに関するリサーチ、そして集客チャネルや運用方法を決めるなど、メディアを立ち上げるには多くの準備が必要となります。
目的を明確にする
まずは、なぜメディアを立ち上げるのか目的を明確に決めましょう。目的を明確にしないままでメディアを立ち上げてしまうと、途中で本来の目的を見失って挫折してしまい、最初からやり直しになってしまうことも考えられます。そしてメディア運営の目的として考えられる主なものは、「企業のブランディング」「新規リードの獲得」「商品やサービスの購入」と考えられます。
競合のリサーチをする
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メディア立ち上げの方法
メディア立ち上げの下準備が終わったのなら、いよいよメディアの立ち上げになります。メディアの立ち上げは、自社で行う以外にも他社にお願いする方法があります。この他にもコンテンツの住所となるドメインを決めたり、多くの人にアクセスしてもらうために対策キーワードや検索意図を考えたりしなくてはなりません。また、集客の流れを考えて対策キーワードを多く盛り込んだ記事を執筆するなど、メディア立ち上げにはやることがたくさんあります。それでは、実際にどうやってメディアを立ち上げていくのか立ち上げ方法を詳しくご紹介いたします。
どうやって立ち上げるかを考える
どうやってメディアを立ち上げるか考えてみましょう。考えられるメディアの立ち上げ方法は主に2つあります。1つは自社で立ち上げをする方法であり、もう1つは業者に外注をする方法です。自社でメディアの立ち上げをする場合は開発者を採用するコストがかかりますが、開発者を採用する以外にもWordPressなどのツールを使う方法を選べば、より費用を抑えることができるでしょう。また業者に外注をしてメディアを立ち上げる場合は、費用がかかりますが、成果を出しやすいというメリットがあります。さらにコンテンツ立ち上げの一部だけを外注するという方法もあります。
実際の立ち上げ方
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メディア立ち上げ後の運用方法
メディアを立ち上げただけでは終わりません。メディアを立ち上げた後はメディアを運用していきましょう。例えば、メディア内にある記事を増やしたり、効果を見て反応が薄ければ内容を改善し再度制作しなおしたりする必要があります。メディア全体にも同じことがいえ、ユーザーの反応をみて改善することをくり返して運営をしていく必要があります。このようにメディアは、運用をしながら見直しも同時に行っていくことも重要です。
PDCAを回して効果を測定する PDCAを回すことにより効果を測定する
PDCAのPは「計画」、Dは「実行」、Cは「評価」、Aは「改善」です。メディアは立ち上げるだけでなく継続的にPDCAを回して効果を測定することが必要になります。メディアをどのような内容にするか計画を立て、実際にメディアを立ち上げます。立ち上げたメディアをアクセス解析などから分析し、その結果メディアで改善すべき場所が見つかった場合は改善します。メディアの運用はこのようなPDCAの繰り返しです。こうした長期的な運用は大変ですが、メディアが成功したときのリターンは大きく、PDCAがうまく回れば費用と時間の節約になるでしょう。
GRCに追加する
GRCとは「Google」「Yahoo!」「Bing」の検索エンジンのなかで、検索順位がチェックできるツールです。GRCは無料で利用することもできますが、無料の場合は利用項目数が限られます。利用項目数を増やす場合は、有料となり上位追跡数などによって年間利用料金が違います。GRCで確認した検索順位から「記事の順位はなぜ上がったのか」「このキーワード検索が下がったのはなぜか」を分析することが可能です。こうした分析から「同じような記事を載せている他のサイトの順位が上がったのではないか」「タイトルや内容を見直す時期にきているのでは」という仮説を立てられるため、自社メディアの改善点が見えます。
Googleアナリティクス/ Search Console
GoogleアナリティクスとはGoogleが提供している、無料でWebページのアクセス解析をしてくれるサービスです。Googleアナリティクスからは、ユーザー数や集客チャネルだけでなく滞在時間や直帰率、そしてコンバージョン率などの確認もできます。滞在時間からユーザーがどれくらいメディアに滞在していたかが分かり、長い時間滞在していたならば、そのユーザーにとって価値のあるメディアだということが分かります。そして短時間の滞在であるのならば、あまり興味を持たれていないため、改善の必要があることが分かります。これは直帰率にも同じことがいえるでしょう。また、コンバーション率がわかれば、ユーザーが取ったアクションがメディアの目的にあったものであるのかどうかが分かります。もしもメディア側が望んだようなアクションがなかった場合は、希望通りのアクションがあったページと比較することが可能です。こうして比較することにより、効果が出なかったページを改善できます。