効果的なプロモーションとは?成功事例からその方法を読み解きます!

この記事では、プロモーションの効果について分かりやすく紹介しています。そもそもプロモーションとはというところに始まり、その効果まで幅広く網羅しています。この機会にプロモーションの効果について理解を深めてみてはいかがでしょうか。

プロモーションの役割とは

プロモーションには、大きく2つの役割があります。一つ目は、自社の販売する製品やサービスについての認知度をアップさせるという役割です。

二つ目は、認知してもらった製品・サービスを実際に購買してもらうために、消費者の意欲を誘い、動機づけをするということです。

プロモーションの役割について理解することは、効果的なプロモーション活動を行う上で、大切なポイントとなるので、この機会に押さえておきましょう。そして効果的なプロモーションの方法を学び、成功へと導きましょう。

プロモーションの成功事例

ここでは、プロモーションの成功例について、具体的な例を挙げ紹介していきます。この機会に、企業から、自治体に至るまでの様々な分野で利用されているプロモーションと、その効果について知っておきましょう。

具体的には佐賀県、伯方塩業株式会社、江崎グリコ株式会社といった、それぞれ全く違った企業についてみていきましょう。どのプロモーションにも共通しているのは、SNSを使用したことで、絶大な効果を得たという点です。

どのようにプロモーション活動に使用され、どのように消費者に対して浸透したのかを紹介していきます。これらを理解することで、プロモーション成功における必要事項やエッセンスを理解できるのではないでしょうか。

プロモーション成功において、まずは成功したケースを理解することが非常に重要です。

佐賀県

プロモーションの効果は、地方創生といった分野にも活かされています。具体的な例として佐賀県で行われたプロモーション活動紹介します。佐賀県では、「サガプライズ!」というプロジェクトを発足し、企業やブランドとコラボすることで、集客に成功しました。

佐賀県の名産品であるイカと、ゲームの主人公がイカである「スプラトゥーン」を掛けて、魅力を発信していくコラボは話題となり、イベント開催日には1万人ほどの集客を成功させました。呼子というエリアで開催されたこの集客人数は、同エリアの人口の2倍にあたります。

コラボを提案した、佐賀県だけでなくコラボ相手のゲームの双方にメリットがもたらされたことで、話題となりました。

伯方塩業株式会社

伯方塩業株式会社は、特徴的なCMソングで広告を行なってきた企業ですが、声優の二代目オーディションをSNS上で開催し、注目を集めました。Twitterなどを使用してオーディション募集のプロモーション活動を行ったところ、関連の投稿が1万件以上されました。

ネット上で、話題を集めたことでテレビなどのメディアでも取り上げられ、結果として大きな効果、反響を得ることに成功しました。

一連のオーディションを参加型にしたことで、幅広い消費者に興味を持ってもらいやすくしたというのが、伯方塩業株式会社のプロモーションの特徴です。

リンク-企業情報 | 伯方の塩® | 伯方塩業株式会社, https://www.hakatanoshio.co.jp/company/

江崎グリコ株式会社

江崎グリコ株式会社は、同社の販売製品であるポッキー、プリッツの形状にちなんで、11月11日を「ポッキー&プリッツの日」と制定することで、プロモーション活動を行いました。

同日に、Twitter上で「ポッキー」と投稿することをユーザーに促し、その投稿数で世界記録を狙うというキャンペーンを実施しました。プロモーションの効果は絶大で、目標の200万ツイートを大幅に超える371万44ツイートの世界記録を達成しました。

また、SNS上だけでなく、「ポッキーロケットプロジェクト」というプロジェクトでは、ポッキーの形状を模したロケットを打ち上げ、その様子を生中継することで、多方面からプロモーション活動を盛り上げました。

リンク-企業情報 | 【公式】江崎グリコ(Glico), https://www.glico.com/jp/company/

効果的なプロモーション方法

プロモーション活動が行われる媒体は、テレビ、ラジオ、SNS、動画配信サイトなど多岐に渡ります。そのため、効果的なプロモーションを行うためにも、利用する媒体の特性を十分に把握する必要があります。

媒体によって、利用者の年齢層や利用方法、頻度、リーチ数が異なってくるため、効果的なプロモーション活動を行う上で、使用する媒体の特性理解は重要なポイントとなってきます。この機会に押さえておきましょう。

SNSを使ったプロモーション

TwitterやInstagramなど、SNSは利用者が年々増加している媒体となっています。日本におけるSNS利用の統計によると約80%の人々が、何かしらのSNSを利用しているという結果が出ています。

そのため、プロモーションを行おうと考える企業にとって、まずはSNSを使用した活動は必須となっています。

SNSを使用したプロモーションにおいて得られる効果として最も特徴的なのは、ユーザー同士でトピックをシェアする機能が備わっていることが多いため、拡散を目的としたプロモーション活動に向いているという点です。

また、他のメディアでは、企業から消費者への一方的な発信が主でしたが、SNSは互いに送受信の関係にあるため、ユーザーとの距離が近く、親近感や信頼関係を構築しやすいメディアとなっているのも、特徴の一つとなっています。

YouTubeを使ったプロモーション

YouTubeを使用したプロモーションは、近年注目度が増しています。全世界におけるYouTubeの総動画試聴時間は10億時間以上に上り、これからもその数は伸びていくと予想されています。

YouTubeは、他のSNSとの相性も良く動画へのリンクがSNS上で拡散されるといったことが頻繁に起きています。

動画ベースの媒体なので、具体的に製品やサービスを紹介することに向いています。近年では、自動翻訳機能も発達しているので、海外に向けても比較的容易にプロモーションを行うことができます。

テレビCMによるプロモーション

テレビという媒体は、放送法によって厳しくルールが規定されており、公共の電波を通じて発信されるため、メディアとしての信頼度が高いのが特徴です。そのため、テレビCMによるプロモーションは、他の媒体と比べて信用を得やすいといった効果があります。

情報の信用性は、プロモーションの効果を期待する上で、重要なポイントとなるので、利用するのも一つの手でしょう。

また、テレビCMの特徴として、短時間である、繰り返し流される、ビジュアルに訴えかけるといったものがあるため、顧客の印象に残りやすい媒体だと言えます。

テレビCMは、他の媒体と比較して導入費用が割高な分、プロモーションで得られる効果も高くなるため、積極的に利用している企業もあります。

コラボレーションによるプロモーション

プロモーション活動には、コラボレーションという手法があります。既存の企業やキャラクター、製品などとコラボレーションを行うことで、様々な効果を得ることができます。

まずは、コラボ先の顧客を自社へと誘導できるという点です。新規顧客の獲得は、企業にとって重要なポイントとなりますが、既にある程度の顧客を抱える相手先とコラボすることによって、互いの顧客が流動し合うというメリットがあります。

コラボする相手には、意外性を持たせたり、ネタ性を持たせるなどすることで話題作りをするのもプロモーションの効果を最大限に発揮するポイントとなります。

コラボレーションは、一見利点だらけのように見えますが、戦略を立てていないと企業のイメージがぶれてしまうことがあります。そういったリスクを抱えながらも、積極的にコラボすることで、新しいことに挑戦するという空気が生まれ、ブランドを活性化することに繫がります。

また、他社と協力して一つのものを作り上げる過程で、自社を客観的に見つめ直すきっかけともなります。コラボレーションの過程を共有することで、一体感も生まれ相乗効果を期待できるのも、利点の一つとなります。