オウンドメディアとアーンドメディアの違い

目次オウンドメディアとアーンドメディアは主体となる人が違うオウンドメディアとアーンドメディアは伝える内容が違うオウンドメディアとアーンドメディアは制作の仕方が違

インターネットの普及によって、「メディア」の範囲が広がり、
インターネット特有のメディアも生まれるようになりました。インターネット上で構成されているメディアは「トリプルメディア」の中のいずれかに分類され、
それぞれに違った効果や目的があります。今回はそのトリプルメディア(オウンドメディア、アーンドメディア、ペイドメディア)の中のオウンドメディアとアーンドメディアの違いについて解説します。
 

オウンドメディアとアーンドメディアは主体となる人が違う


オウンドメディアというのは、企業が作成し、ユーザーに発信するためのメディアです。
コンテンツの内容も企業が考え、企業が作成し、企業が伝えたいことのみが発信されています。
ユーザーはそれに対して、閲覧のみを行い企業から与えられた情報を検索エンジンなどを介して流入します。
つまり、オウンドメディアの主体となっているのは、「企業側」となっています。
 
一方アーンドメディアは、ユーザーから発信されるもの、口コミや評判のこと指します。
インターネット上において、ユーザーが発信できる場所それはSNSです。
つまり、SNSそのものがアーンドメディアであると言えます。
企業側は口コミや評判を自らの意志では獲得できず、ユーザー側からの発信を待つのみ、とならざるを得ません。
なので、アーンドメディアの主体となっているのは「ユーザー側」です。
 

オウンドメディアとアーンドメディアは伝える内容が違う

オウンドメディアの発信者は企業側であるため、発信される内容はかならず「企業側が発信したいことのみ」になっています。
自社のサービスや製品について発信したいのであれば、サービスや製品の良いところや使い方などが発信されます。
自社サービスの悪いところや欠点などをわざわざメディアで発信するような企業はまぁないでしょう。
つまり、オウンドメディアで発信される内容は「企業がユーザーに伝えたい良いことのみ」です。
 
一方、アーンドメディアの発信者はユーザーです。ユーザーがSNS上などで思ったことを思ったまま書くわけなので、
その内容は多岐に渡ります。もちろん、「これが良かった」「あれが美味しい」など良いことが書いて有ることもあれば
「あの店がよくなかった」「これは美味しくない」などの悪いことも書いてあるでしょう。
ユーザーが発信する内容に対して、企業側はハンドリングが出来ません。良い口コミや良い評判だけが広まればいいな、と思うのはどの企業も同じでしょうがそうしたければ、企業側はただサービスの向上、製品の品質を上げることを努力するしかありません。
つまり、アーンドメディアで発信される内容は「ユーザーが思ったことをそのままなんでも」となります。
 

オウンドメディアとアーンドメディアは制作の仕方が違う


では、企業がマーケティングについて考えた時、トリプルメディアをすべて出来るだけ制覇したい場合はどのようにすればいいのでしょうか。
オウンドメディアは簡単ですね。サイトを制作し、記事を書いて、公開するだけです。
オウンドメディアを成功させるのはまた別の話ですが
 
一方、アーンドメディアは評判や口コミですから、こちらからは何も出来ません。
ただ、口コミや評判を書いてもらえるように働きかけることは可能です。
よくあるのが、SNSでハッシュタグをつけてサービスについて投稿するとキャンペーンに応募できたり、何かがもらえたりするもの、これもアーンドメディア獲得のための立派な施策です。また、インフルエンサーを介するという手もあります。インフルエンサーによって投稿されたものがファンの目に止まり、同じように真似して投稿する、ということも十分に考えられます。
このようにアーンドメディアは企業側からは一旦何かを介してからではないと獲得できないものなのです。
 

まとめ

 
オウンドメディアとアーンドメディアの違いについて解説しました。
このようにオウンドメディアは企業側で自由にハンドリングができるものですが、アーンドメディアに関しては一筋縄ではいかないものです。まずは、取り組みやすいオウンドメディアから始めてみて、アーンドメディアの領域にも着手をするのがいいでしょう。