【20代転職】転職準備から入社までの流れを徹底ガイド!

近年、ひとつの会社に定年退職するまで勤めあげる人は珍しく、職を転々とする人が増えてきました。中には20代で転職を考える人もいるようです。 理由も様々で、残業があまりにも多すぎる、給料が聞いていたものよりも少なかった、仕事内容に興味を持てなかった、職場の人間関係になじめなかった…などが挙げられます。 この記事では転職の準備や実際の流れをもとに紹介していきますので、転職の際に参考にしてみてくださいね。

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転職したいけれど、何から始めたら良いの…?

なんとなく「転職をしたい」と考えていても、実際に行動に移すのは難しいですよね。まずは転職前に知っておきたいことを紹介します。

転職活動初心者の君へ

転職活動を始めたいけれど、何から進めていけば良いのかわからない…。そんな方のために転職準備の方法や、自己分析の方法、面接対策、複数の内定をもらった場合の辞退の仕方などを解説していきます。

これを機に転職活動について考えてみてはいかがでしょうか。

転職活動をする前に気をつけた方が良いこと

転職活動を進める前に気をつけておくことは「仕事をしながら転職活動を進めること」です。

仕事をしながらの転職活動は、安定した収入があること、離職期間がないことがメリットとして挙げられます。金銭面に余裕があると、心にゆとりをもって転職活動を進められますよね。また、ブランクがないと採用されやすい傾向にあります。

有利に転職活動を進めるためにも、今の職場をすぐに退職しないことをおすすめします。

しかし、病気などの事情がある場合は治療を優先させましょう。</span >まずは療養できる環境を整えて、体調に余裕が出てきてから今後のキャリアを考えた方が良いですよ。

そのほかに、パワハラやセクハラを受けていたり、給料が未払いだったりするなど、会社側が違法行為をしている場合は、辞めてから転職活動に専念するようにしましょう。

やむを得ない事情がある場合以外は在職中に転職活動を進めておいた方が無難です。

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転職までの手順をご紹介!

それでは、実際の転職活動の流れを6つの段階に分けて紹介していきます。

スケジュールを立てる

転職活動の期間の目安としては2~3ヶ月が一般的です。しかし、現在は新型コロナウイルスの影響を受けている業種もあるため、例年よりも長めに見ておくと良いでしょう。

スケジュールの大まかな配分としては、転職活動の事前準備(自己分析)に1週間、企業探しに1週間、履歴書や職務経歴書などの書類作成や応募に2週間、面接に1ヶ月、内定から退職までに1ヶ月です。

自己分析にもう少し時間をかけたい、企業探しはゆっくり行いたい、という場合は期間を延ばし、万全の態勢で臨むのもひとつの手です。自分に合った無理のない計画で転職活動を進めましょう。

自己分析をする

転職活動のスケジュールが定まったら、次は自己分析を進めていきましょう。

自己分析は転職活動を行う上での軸になるため、しっかりと行う必要があります。この軸が定まっていない場合、自分に合わない企業に就職してしまう可能性が高まるため、きちんと自己分析し、軸を定めましょう。

分析しておくべきことは以下のとおりです。

  • ・自分はなぜ転職活動をしたいと考えているのか
  • ・転職活動の方針
  • ・自分が持っているスキル・専門知識は何か
  • ・経験や能力をどう仕事に活かしたいのか

これらは転職活動においての軸になるだけでなく、面接の際にアピールできるポイントにもなりますので、時間をかけて自己分析を行いましょう。

企業分析/求人探し

自己分析ができたら、企業を分析し、実際に受ける企業を探します。会社を選ぶ際は自分が譲れないポイントを明確にしておくようにしましょう。

  • ・職種

業種や業務内容もあわせて確認し、自分のやりたいこととマッチしているかを確認しましょう。

  • ・雇用形態

正社員として働きたいのか、それともアルバイトや契約社員といった形で働きながら正社員を目指したいのかを明確にすると仕事を見つけやすくなります。正社員登用がある会社の場合は、どのような条件で登用されるのかも調べておきましょう。

  • ・勤務地

面接会場が必ずしも勤務地になるとは限りません。そのため、勤務地が自分の希望する場所の範囲内かを確認しておきましょう。転勤があるかどうかも事前に調べておきたいポイントです。

  • ・収入

年収が自分の希望に沿っているか、賞与はあるかといったことだけでなく、残業手当や交通費の支給があるかどうかもチェックしましょう。

  • ・福利厚生

年間休日数はどのくらいなのか、有給休暇を取得しやすい環境にあるのかを確認しておくと安心です。

履歴書を書く

実際に受けたい企業が決まったら履歴書を仕上げていきましょう。

履歴書を書く際に気を付けたいポイントはふたつあります。ひとつ目は、数字を使って実績や仕事の成果を分かりやすく伝えること、ふたつ目は、過去のエピソードには具体性を持たせることです。

企業に自分自身の力をアピールできるポイントになるため、しっかりと書き込むようにすると面接官の目に留まりやすくなります。

注意しておきたいのが、「似たような業種の志望動機をそのまま使い回さない」ことです。

使い回しをしていると、「この人はうちの会社でなくても良いのではないか」と、面接官に不信感を抱かれてしまう可能性も出てきます。そのようなことにならないためにもきちんと企業を調べて自分なりの言葉で書くようにしましょう。

一社一社の志望動機を考えていく中で、自分が本当にこの企業に勤めたいと思っているのかが明確になり、効率の良い転職活動ができるようになりますよ。

面接対策/本番

書類が完成したらいよいよ面接本番です。面接の際はポジティブな言葉を使うことを心掛けましょう。

転職の理由を「前の会社とは合わなかった」「前の会社が悪かった」などと他責にするのではなく、「自分のスキルを活かして仕事をしたいと考えた」など、いい換えるようにすると面接官からも好印象です。

同じ20代でも20代前半か20代後半かによって重視されるポイントが異なります。

20代前半はポテンシャル採用をされることが多いため、意欲をアピールしたり、今後のビジョンを描いたりしておくようにしましょう。

20代後半は実績やキャリアを重視されるため、前職のスキルや経験をアピールできるようにすると良いでしょう。

内定後の過ごし方〜退職や複数内定辞退の仕方〜

内定先が決まったあとも、進めておかなければならないことはたくさんあります。

志望している企業から内定が出たら、まずは労働条件などを書いた文書をもらいましょう。

それらを確認してから労働条件の交渉をします。自分の納得できる条件で内定の受諾をしましょう。

また、複数内定をもらった場合はできるだけ早めに入社諾否の返事をするようにしましょう。内定の辞退をする場合は電話で連絡するのが社会人としてのマナーです。

電話で内定を頂いたことへの感謝、辞退することへの謝罪を行い、誠実な対応をしましょう。

内定を受諾したら入社日の調整を行います。前の職場の退職日を決めてから転職先の入社日を伝えるようにすると良いですよ。その後、退職の準備を行います。上司や部下、取引先への挨拶や、後任者への引継ぎなど、やるべきことは多いです。

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まとめ

20代での転職は難しいのではないかと思う人も多いかもしれませんが、手順通りに進めていけば大丈夫です。自己分析や企業の分析を怠らず、面接ではポジティブな言葉にいい換えることを念頭に置きましょう。