新卒と既卒の違いとは!?第二新卒はどっちにわけられる?

就職や転職活動を行っていると「新卒」「既卒」「第二新卒」などの名称を頻繁に目にします。

しかし、それぞれ具体的にどのような違いがあり、とくに第二新卒はどの募集枠に応募すれば良いのかわからない場合も多いのではないでしょうか。

今回は、新卒と既卒の違いや、第二新卒はどの募集枠に応募すれば良いのかという点について紹介します。

また、第二新卒として転職活動を行う際に有利になるポイントについても触れていますので、ぜひ参考にしてください。

この記事は約7分で読み終わります。

新卒と既卒の違いとは?

まずは、新卒と既卒の違いについて確認していきましょう。それぞれの意味や該当する人の定義について明確に把握しておかなければ、就職・転職活動の際に混乱する可能性があるので注意が必要です。

また、転職活動で気になる第二新卒がどちらに該当するのか、という点についてもあわせて解説します。

新卒と既卒の定義

新卒と既卒の定義については、以下のとおりです。

  • ・新卒とは

新卒は、一般的に大学卒業と同時に就職する人のことを指す言葉で、年度によって「〇年卒」という名称で呼ばれます。

基本的に学生の間に就職活動を行い、卒業後すぐ4月に一斉入社する形で採用されるものです。

卒業してすぐの就職になるため22歳が多い傾向ですが、短大卒や医学部卒なども含まれると年齢に差がある場合もあります。

  • ・既卒とは

既卒とは、学校をすでに卒業した人を指す言葉で、卒業後に一度も就職していないフリーターや海外留学生などが該当します。

ただし、企業によっては第二新卒も既卒として扱われる場合があり、定義が曖昧な部分もあるので注意しましょう。

また、既卒は学校卒業後1~3年程度の年齢の人を指すことが多く、卒業してから10年以上経っている場合には中途採用として扱われる形が一般的です。

求人には新卒・既卒・第二新卒・中途採用などさまざまな枠があり、自分がどの枠に該当するかを把握しておく必要があります。

第二新卒の定義

第二新卒とは、新卒として就職後1~3年程度の間に転職を行う人のことを指す言葉です。

新卒と同様に短大や医学部などは卒業時期が異なるため、一般的には20代半ば~後半あたりの年齢の人が該当します。

第二新卒は、短大・4年制大学・医学部・薬学部などの大学卒を指す場合が多く、専門学校卒や高卒は含まれない場合があるので注意してください。

ただし、広義の意味では高卒や専門学校卒も第二新卒に該当する20代後半までであれば、第二新卒枠での募集を行っている企業もあります。

第二新卒に専門学校卒や高卒が含まれないケースは、応募条件に大卒以上と記載されている求人に多い傾向です。

近年は大学を卒業したのち、新卒として就職後3年以内に離職した割合が約30%にのぼり、およそ3~4人にひとりは第二新卒として転職していることがわかります。

出典:厚生労働省「学歴別就職後3年以内離職率の推移」

そのため、第二新卒枠の募集を行っている企業も多く、場合によっては新卒枠で応募できなかった企業の求人に第二新卒として応募できるかもしれません。

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第二新卒は新卒扱いで転職できるのか

第二新卒は、転職活動を行う際に新卒や第二新卒(中途採用)などどの枠の求人に応募すれば良いのでしょうか。

ここからは、第二新卒が第二新卒枠で転職するメリットと、新卒として転職するメリットについて紹介します。

第二新卒で転職するメリット

第二新卒として第二新卒枠で転職するメリットは、基本的なビジネスマナーが身についていると判断されやすい点にあります。

新卒のように社会人として必要なマナーを一からすべて指導する必要がなく、仕事に対する対応力や業務に慣れやすいと判断されるためです。

社会人マナーではなく現場の業務指導からはじめることができるため、企業にとっては教育コストの削減につながるメリットがあります。

また、第二新卒枠は配属先が決まっていることが多く、採用選考に臨む際に経験や面接の応対で自分の意思や社会人マナーが備わっていることをアピールすることが大切です。

中途採用のようにスキルや経験がなくても、自社の社風に染めやすい人材としてポテンシャル採用を行っている企業もあります。

さらに、第二新卒枠は未経験者歓迎としている企業も多く、第二新卒であれば異業種への転職を検討することも可能です。

新卒として転職するメリット

第二新卒が新卒として転職するメリットは、新卒の採用枠が多い点にあります。

また、中途採用のように経験やスキルを問われることがないため、第二新卒枠への応募と同様に未経験の業種にも応募可能です。

第二新卒枠での募集を行っていない企業では、新卒として採用を行っていることも少なくありません。

新卒採用は4月の一斉入社に向けた採用選考を行っているため、比較的選考のスケジュールがわかりやすいというメリットもあります。

第二新卒枠での募集と比べて採用枠が多いこと、選考スケジュールの予想や計画が立てやすいことから、状況や自分の経験によっては新卒枠での応募もおすすめです。

ただし、場合によっては給与が減ってしまう可能性があるので、良く比較検討したうえで新卒・第二新卒どちらの枠で応募するか決定しましょう。

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まずは転職エージェントを利用しよう

新卒枠や第二新卒枠だけでなく中途採用枠にも該当する場合がある第二新卒は、自分がどの枠で応募すれば良いのかわからない場合も多いでしょう。

そこでおすすめなのが転職エージェントを活用して、転職のサポートを受ける方法です。

ここからは、転職エージェントのひとつSTORY CAREERの特徴やメリットと、転職活動におすすめの理由について紹介します。

STORY CAREERエージェントの特徴

STORY CAREERは、転職エージェントの中でも独自の自己分析手法を用いて、自己分析やキャリアプランの作成に力を入れている特徴があります。

しっかりと現状に即したキャリアプランを作成するため、ブレない軸を定めたうえで転職すべきかを判断することができる点がメリットのひとつです。

自己分析やキャリアプランの作成を徹底することで、企業と求人者間のミスマッチを防ぐことにつながります。

そのためSTORY CAREERでは、書類選考通過率100%(2021年5月現在)となっており、企業側が求めている人物像と求職者の資質がマッチしている場合にだけ紹介を行っていて、転職してからの求職者の満足度も高いのが特徴です。

経験豊富なキャリアアドバイザーが、企業の内情(社風など)も把握したうえで企業の紹介を行うため、希望に合う働き方を実現することができます。

また、カウンセリングを行った際に、転職すべきタイミングだと判断した場合にのみ転職先の紹介を行うので、無理に転職を勧めることはありません

自分のキャリアビジョンを明確にしたい場合にもおすすめなので、一度無料のメンタリングサービスを活用してみてはいかがでしょうか。

無料相談でできること

STORY CAREERでは無料のメンタリングサービスを提供しており、SWシートという独自の自己分析をとおして転職すべきか判断するサポートを行っています。

カウンセリングをしっかりと行ったうえで自分のキャリアプランを立てられるため、自分に合う業種や業界を探す際に役立つ点がメリットです。

また、経験豊富なキャリアアドバイザーが時間をかけて相談にのってくれるため、状況に応じて転職支援サービスへ移ることもできます。

転職支援サービスでは、求人紹介だけでなく面接対策なども行っていますので、自分の理想に合う転職を実現する際の一助に活用を検討してみてはいかがでしょうか。

STORY CAREERの自己分析ツール(SWシート)詳細はこちら

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まとめ

第二新卒と新卒の違いは数年という短い期間ですが、一度社会人経験を経ているか否かで企業からの評価も大きく異なってきます。

採用選考に臨む際には、しっかりと自己分析を行ったうえで第二新卒の懸念材料である「早期離職するのでは」という不安解消のために、やる気をしっかりとアピールしましょう。