前職がなんだ。年間MVP受賞者の入社から現在までの軌跡をたどる

今回は、先日行われた決算報告会にて見事『年間MVP』を獲得したゆうきさんにインタビューをしました!ゆうきさんは未知株式会社(以下、未知)に入社する前は大工さんも経験されていました。そんな異色の経歴を持つゆうきさんに、中途入社のきっかけや大変だったこと、仕事の向き合い方などを語ってもらいました。


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たにもと
たにもと
こんにちは!
今回は、先日行われた決算報告会にて見事『年間MVP』を獲得したゆうきさんにインタビューをしました!ゆうきさんは未知株式会社(以下、未知)に入社する前は大工さんも経験されていました。そんな異色の経歴を持つゆうきさんに、入社のきっかけや大変だったこと、仕事の向き合い方などを語ってもらいました。

坂本裕紀
Contents Div Contents Sec. チーフ コンテンツディレクター 兼 Marketing Div Chance Sec. マーケター

大阪の山に囲まれた地域出身。大家族の中間子で生まれたからか、マイペースで自由奔放な性格に。よく「B型?」と聞かれるがB型。権威に弱いので、上司からの指示には「はいorYES」で返事。

2018年下旬にアルバイト入社。翌月に社員登用。現在はコンテンツ部署のチーフと兼任して自社マーケティング部署を担っている。「雨垂れ石を穿つ」よりも「終わりよければ全てよし」がしっくりくる人生。

ー年間MVPおめでとうございます。年間MVPを獲得したときの感想を率直に聞かせてください。

驚きの直後に嬉しさを感じたのを覚えています。MVPの発表時に顔写真がスクリーンに映し出されるのですが、「なんか見たことある顔だな」と思ってたら自分でした。そのあとはニヤニヤしちゃいました。

来年も再来年も獲得したいなと。会社の中ではベテラン扱いをされますが、まだまだ若手なつもりです。「誰かに譲る」みたいな大人の対応は出来ないので来年も候補になれるよう邁進します

ー未知だと、4年目はベテランですね(笑)。ゆうきさんはアルバイト入社でしたが、どうして社員になろうと思ったのですか?

未知の理念に胸が弾んだからです。アルバイトで入社した当時は社員5名でまさにスタートアップという感じ。ある日の飲み会で代表が未知の理念と価値を熱弁していました。失礼ながら、決して大きくはなく、大声を出せば隣席に聞こえるような居酒屋で声高らかに未知を創業した経緯や今後のビジョンを社員全員に話してくれました。今でも鮮明に覚えています。

代表の言葉に奮い立って、気付けば某アニメ作品の千尋並みに「ここで働かせてください!」と直談判しました(笑)。正直、目立つタイプでも無かったし、優秀とは言い難かったので、みんな驚いてただろうなと思います。ただし、その出来事がきっかけで社員登用していただいたのは間違いないです。

ーなるほど、理念共感だったんですね。未知の理念に共感したのはなぜですか?

自分は高校卒業後に建築系の技術者として、職人と一緒に建築物の施工現場で3年ほど汗水流していました。ある日、仲良い職人のひとりが「親が職人をしているから仕方なく仕事をしている」「本当はゲームが好きだから制作会社に勤めたい」と胸の内を明かしてくれました。その人はプログラミングを用いて自作ゲーム作るほど夢中になっていましたが、学歴や前職が考慮されるから転職は諦めていたようです。

正しいのだとしても、正しさだけで成り立つ世界は、こんなにも生きづらさに溢れてしまうのだろうか。と思ったのを覚えています。

また職人に限らず、自分の可能性を信じられない人は沢山いました。新しいことに挑戦するには、それなりの知識が必要になるので学歴や経歴がネックになっているのだと考えます。かく言う、自分もその一人です。

これまで「選ぶ」よりも「捨てる」感覚で、自分の人生を選択してきました。大した学歴もないので、就職活動に力を入れずに半ば妥協して手に入れた自分相応の居場所に満足していました。人生にやる気がなく、「これで良いんだ」と余生に対して諦めに近い感情を抱いていたのです。

そんな自分に飽き飽きしていた頃に、「はたして無知な人は挑戦することも許されないのか?」「無知ではなく未知数なだけでは?」「じゃあ自分がロールモデルとして証明するか」と心の中のポジティブ坂本があらわれたのです。それがきっかけで、当時の仕事と真反対のWeb業界に転職を決意しました。そのような背景があったので、未知の「世のポテンシャルを飛躍させる。」という理念に惹かれましたね。

ーありがとうございます!それから社員登用して以降、つらかったことはありますか?

つらかったのは業務量ではなく自分で自分を苦しめていたことです。

1年目は、敬語が使え無ければ語彙もない、ビジネスのそれっぽい文章も作れない。ビジネスメールの最初の文章が「お世話になっております。」から始まるのなんて知らなかったです。そんなポンコツだったので社内外で迷惑をかけまくっていました。上司が謝罪している姿を見るのは珍しくなかったほどです(その節は本当に申し訳ありません…)。基礎能力での相対的な差を明確に感じていましたね。

小学生の漢字ドリルや算数ドリルを仕事後にやってました(笑)。

特につらかったのは入社1年半後です。当時は自分の理想と現実の乖離に苦しんでいました。特にスタートアップは、入社後に仕事を覚える期間があって、それを過ぎれば、業務の最適化や組織の最適化に着手していくと思うのですが、自分は仕事を覚えられないまま、小規模なチームを持つことになりました。

当然、土台のない船は簡単に崩れてしまいます。多忙な上司を何度も捕まえて相談しながら納期を守るためにギリギリの中でチームを回しました。何も分からないけど納期に追われている日々に何度も圧倒されてましたね。

ー当時は社員も少数なので大変でしたよね。直近はどのような仕事をしていますか?

現在はコンテンツ部署と自社マーケティング部署を兼任しています。自社マーケティング部署では、Web広告の運用管理とオウンドメディアの運用を担っています。基本は、戦略や戦術の策定をおこない、パートナー企業と連携してリードの目標数値と粗利益を追っています。

まだまだ部署としての歴史も浅く、軌道に乗り始めたくらいなので、分からないことだらけです。ただ、PDCAを回しながら課題が解決されていくのは、楽しいです。もっともっと広告予算をかけてもらえるように成果に対して貪欲に取り組んでいきます。

コンテンツ部署には入社当時から在籍しており、自社商材のコンテンツ記事の制作を担っています。KWをもとにコンテンツの構成案を作成。コンテンツが完成すれば校正校閲を施してWebメディアに投稿します。その後に狙ったKWで検索順位を獲得するのは、かなり嬉しいですね。

ーコンテンツ部署はチーフを担うことになりましたが、今後はどのように頑張っていきたいですか?

自分はこれまで他部署と兼任したり上司が変わったりすることが多かったです。上司に関しては、3年半で計7人と関わりました。様々な上長や実体験から得られた知見を今の部署で活用出来ればと考えています。

あと個人的にコンテンツ部署メンバーのファンなんですよね(笑)。全員の性格とそれに纏わるエピソードを話せる自信があります。なので、個々人が伸びるポイントや伸びしろを見つけて、適したFBを出来ればと思います。

また、既存メンバーに限らず、新メンバーに対しても活路を見出すための投光器になれるよう精進します。今後、コンテンツ部署が掲げる目標を達成するために重役への提案や、いちメンバーが戦略や戦術に迷っていたら、たくさん進言をしたいですね。

ーぜひ頑張ってください!入社当初は苦むことが多かったと思いますが、今は何かしんどいことや辛いことがあるとき、どう乗り越えていますか?

乗り越えられているかは分かりませんが、苦難になると「コップから水がこぼれた」と考えてます。

過去を踏まえると、特に不祥事があった時は、自己否定や自己憐憫に陥りやすいです。主語を自分にして、必死に粗探しを始めます。一方、コップに水をそそぐ最中に数滴こぼれたら、「あ、拭かないと」と反射的に拭きますよね?自分は「なぜ私は水をこぼしたんだ!」とは思わないなと。たとえ落ち込むにしても、まずは拭こう、となりますよね。

これと同様に、何か事象が起こっても、「まず対処」を心がけると辛さやしんどさは感じにくくなりました。

ー入社当初と現在では考え方が変わったと思います。その違いは何ですか?

繰り返しになりますが、入社当初は自分の理想と現実の乖離に苦しみました。ポンコツな自分を卑下して、相対的に劣っていることに精神をすり減らしていました。そして、足りない何かを埋めたくて実用書や自己啓発本を読み漁っては自分を保っていました。

でも最近は、現実の自分を客観的に見ることが出来るようになったと思います。当たり前なんですけど、全てが上手くはいかないし、誰よりも自分は無知なんだから!と。

バッターボックスから降りられない状況をつくって、バットを振り続ければ、いつか一本くらいホームランが出る。そのときまで、ひたすら三振し続ける日常を受け入れることを「覚悟」と言うのかもしれないなって。

まずは目の前のことに愚直に取り組む。課題が見つかれば上司や同僚、他社から情報を引っ張ったりして、どんな手を使ってでも解決する。それでもダメならまた挑めば良いかなと。

ーそのような心の変化があったのですね!話にも出ていた未知の同僚ですが、どんな人が多いですか?

なんていうか、きもい人が多いなと思っています(笑)。みんなきもくてみんな良い。みたいな感じです…伝わるかな。。決して悪く言っているわけではないんです!

誰でも内面に独特なえぐみを隠し持っていると思います。全ては外側に出さなくても、親しくなるとちょっと見せたりするじゃないですか。未知では、「そんなにさらけ出すの?」と感じることが多いのです(笑)。それくらい、他者を受け入れられる寛容さがこの組織にはあると思います。そして、自分はメンバーが更に“きもさ”を出しても安心してもらえるように、組織を成長させて、のびのびと生きられる居場所を作りたいです。

ー未知は個性豊かなメンバーが多くて刺激になりますよね。未知では今後どのようなことをしていきたいですか?

事業を通して、希望を持って挑戦ができる人をサポートしたいです。そのためにも、組織に応じた必要な部署を重役に提言して、部署を立ち上げることが出来るほどのレンジ、成果をあげている状態になることを目指しています。ひとつずつ、目の前の目標や課題、業務に愚直に取り組んでいきます。

 

たにもと
たにもと
ありがとうございました~!素敵なインタビューで、どんな思いで未知に入社して、どのような気持ちの変化があって、今ここにいるのか、また今後どうしていきたいか、話を聞いて私ももっと頑張らないといけないなと感じました!

未知では色んな想いを持った人たちがいます。
やはり、未知ではこの「理念」だったり、自分自身の夢を大事にして、目の前の仕事に全力で取り組んでいる人たちが多いです。

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