【インタビューディレクター】企業の想いを言葉で届ける記事制作のスペシャリスト

2023年の11月より未知株式会社のContents Div. Interview sec. インタビューディレクターを担う谷口 清太さん。今回は1日の業務に密着し、日々の仕事内容や苦労、やりがいについて取材しました!


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2023年の11月より未知株式会社のContents Div. Interview sec. インタビューディレクターを担う谷口 清太さん。今回は1日の業務に密着し、日々の仕事内容や苦労、やりがいについて取材しました!

プロフィール
谷口 清太(たにぐち きよた)
Contents Div. Interview sec. インタビューディレクター
2023年11月に未知株式会社に中途採用社員として入社。インタビューディレクターとして配属され、現在は十数件のクライアントを担当。企画から編集、顧客対応まで、一連のディレクション業務を担う。

 

2つの軸で価値を創造。採用×導入事例記事を手がける仕事の全貌

「インタビューディレクター」の仕事内容を教えてください。

一言で表すなら「インタビュー記事制作の舵取り役」でしょうか。具体的には、企画から編集、納品、サイトへのアップロードまで、記事制作の全工程を管理しています。

​手がけているのは主に2種類の記事です。一つは採用オウンドメディア向けの記事。例えば「入社3年目エンジニアが語る、成長できる開発環境とは」といった社員インタビューや、「代表が語る、私たちが目指す未来」のような経営陣のビジョンを伝える記事です。

もう一つは導入事例記事。「A社がシステム導入で業務効率を30%向上させた秘訣」のような、クライアントの成功事例を紹介する記事を制作しています。

まず企画段階では、クライアントとのキックオフミーティングを通じて記事の目的や方向性を決めていきます。「どんな人に読んでもらいたいか」「その記事でどんな成果を狙うか」を詳しくヒアリングするのが重要なポイントです。

次に取材企画書を作成し、記事のテーマやターゲット、想定質問をまとめます。この段階で記事の骨格が決まるので、クライアントの要望と読者のニーズの両方を満たせるよう慎重に検討します。

実際の取材では、インタビュアーと2名体制で臨みます。私は進行管理や追加質問を担当し、より深い話を引き出せるよう気を配っています。

取材後は、インタビュアーから上がってきた記事の編集作業です。内容の正確性はもちろん、読みやすさや表現の適切さもチェックします。最終的にクライアントに納品し、必要に応じてサイトへのアップロード作業も行います。

また、定例会の実施や日常的なクライアントとのやり取りも重要な業務のひとつ。制作の進捗共有や新たな要望のヒアリングなど、密なコミュニケーションを心がけています。

1日のスケジュールを教えてください。

部署の体制について教えてください。

私と上長の2名体制です。コンパクトなチームだからこそ、一人ひとりの裁量は大きく、幅広い業務に携わることができます。クライアントから直接要望を聞き、インタビュアーと連携して制作を進め、時にはサイト制作チームやコンサルチームとも協力しながら、お客様の課題解決に取り組んでいます。

タイトなスケジュールも多様な要望も。困難を「成長の糧」に変える思考法

仕事の大変さを感じるのはどのようなときですか。また、どのように乗り越えていますか?

一つ目は、クライアントのスケジュールが非常にタイトで、取材の日程調整が難航するときです。特に忙しい経営者の方などは、なかなか時間を確保していただくのが困難な場合があります。

そんなときは、お電話でしっかり時間をいただき、どのような進め方が最適かを一緒に考えるようにしています。例えば、取材のアポイントを巻き取らせていただいたり、質問票に回答していただいてテキスト完結にしたりなど、柔軟な提案を心がけています。

二つ目は、制作過程でクライアントから多くの要望をいただくときです。「もっとこういう表現にしてほしい」「この部分を詳しく書いてほしい」など、さまざまなリクエストが飛んでくることがあります。

こうした場合は、定例ミーティングでしっかりとヒアリングを行い、要望をレギュレーションとして整理します。そして、今後の記事制作に適宜反映していくことで、クライアントの期待により応えられる体制を作っています。

どちらの場合も、相手の立場に立って考え、丁寧なコミュニケーションを重ねることが解決への近道だと実感しています。

「ありがとう」の言葉が最高の報酬。人の想いを届ける喜び

仕事のやりがいを教えてください。

何よりやりがいを感じるのは、取材を受けてくださった方から喜びの声をいただいたときです。「私の話をここまで素敵にまとめていただき、ありがとうございます」「取材を通して、自分でも新しい発見がありました」といった言葉をもらうと、本当に嬉しくなります。

そして、制作した記事が具体的な成果につながったとき。採用オウンドメディアの記事であれば内定承諾率の向上、企業ブランディング記事であれば問い合わせ数の増加など、数字として結果が見えると達成感もひとしおです。

インタビューディレクターという仕事は、人の想いを形にして、それを多くの人に届ける役割。責任は重いですが、その分やりがいも大きな仕事だと感じています。文章制作やクライアントコミュニケーションに興味がある方には、ぜひ挑戦していただきたい職種です。