【Value後編】未知のセブンバリュー浸透を担う「染谷さん」は社員の愛社精神を瀑上げしていた。

未知のバリューが変わった2023年2月。バリューを決めるためにメンバーの3分の1が参加した合宿ですが、もちろん参加していないメンバーもバリューを知っているのはもちろんのこと、会社として「浸透している」といえるまで全員が同じ想いで体現する必要がありました。そこで、バリューの浸透のために立ち上がった「染谷(そめや)さん」プロジェクト。その活動内容や活動結果をレポートしていきます。


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【この記事は後編です。前編はこちらから⬇】

【Value前編】未知のバリューが変わった! 2泊3日バリュー合宿レポート

「染谷さん」の構成や、名前の由来は?

バリュー浸透を目的に生まれたプロジェクト。そのメンバーはバリュー合宿参加者を中心に部署のかぶりがないことなどを考慮し、厳選された8名で実施を開始することになりました。アンケートを未知の社員全員に配布し、前向きにやりたいと立候補したメンバーから選ばれました。

プロジェクト名は、各メンバーが1案ずつ名前の候補をもちより、その中から投票をした結果「染谷さん」に決まりました。ほとんど会議中のノリで決定した部分が大きいのですが、「バリューを未知に染めていこう」という想いが込められています。落選したものの中には「神7(バリューが7つだから)」「じゅわっと大作戦」「バリューシュミテクト」などさまざまな案から選ばれました。

「染谷さん」の活動内容とは

バリュー浸透のために「染谷さん」がいったい何をしているのか?

具体的な活動内容を紹介します。

バリュー施策①リーダー研修の実施

会社においてバリューが浸透している状態とはどのような状態なのか、そしてそのために「リーダー」がなぜ重要なのか、個人がバリュー浸透のためにどのようなアクションができそうかを整理する研修を実施しました。

研修を経て、バリューが浸透している状態とはメンバー全員がバリューを認知・体現し、会社やメンバーへの愛着をもち、「成し遂げたいこと」に向かって活力をもって働けている状態であるとしました。そこで、社内で実施しているミキワメという働くことを通じた幸福度指数をAIが数値化し、改善提案するシステムの指数そのものの向上を目指すことになったのです。

バリュー施策②未知の7Value体現者投票

毎週火曜日10時から実施している全社朝礼で、先週1週間のうちにバリューを体現していた人を発表します。その週の月曜日までにメンバー全員が輝いていたメンバーに匿名投票し、票数が一番多い人を発表するものです。

バリューを体現しているメンバーの名前だけではなく、どのバリューを体現していたのかを称賛のコメントとともに記載することで、毎週「バリュー」を意識できる機会そのものを捻出しています。実際に投票で一番にならなくても、自分への投票を知ることができ、より多くのメンバーへ称賛・感謝の声を届けられるようにしています。

バリュー施策③「おし」の活性化

未知では、メンバーへの感謝を手書きで相手に届ける「おし」という文化があります。忙しい中にも相手への感謝の想いをきちんと伝えられるように、始まった文化ではあったものの、主担当をしていた方が退職され、滞ってしまっていました。

そこで、染谷さんが主体となり、おしをデスクに配って促進させました。実際にデスクに配られるとどんなに忙しくても「書こう」という思いが芽生え、おしの数が大幅に増加していきました。現在は実施から約2年経過しており、250枚ほど書かれています。社員同士のコミュニケーションが促進し、メンバーの幸福度の向上を図りました。

バリュー施策④未知スタンプの作成

バリューをもっと身近に感じてもらうためLINEスタンプを営業メンバー主体となり、作成しました。スタンプを押しあうことで、目に触れる機会も必然的に増していきました。新しく社員になったばかりの人には上司からプレゼントするなどして皆で使っています。

バリュー施策⑤採用オウンドメディアにレポート記事の作成

【前編】の記事を制作することで、当日どのような流れでバリューが決定したのかがわかるように制作。2日間の合宿の様子を詳細に記載することで、メンバーにもValueを身近に感じてもらい、より深くバリューを理解してもらうきっかけとなりました。

バリュー施策⑥ランチ会の開始

大阪・東京と離れた場所にオフィスをかまえる未知では、遠距離におけるコミュニケーションがうまくいかないという課題がありました。ただ、お客様とのやりとりをする営業やカスタマーサクセスは基本的に東京に出社。大阪では記事の制作やコンサルティング部署は大阪にあるため、コミュニケーションを促進することで、より部署同士の連携を取りやすいようにする必要があると考えました。そこで、染谷さんが主体となり、メンバー同士のコミュニケーションを促進し、ランチを食べながら仕事やプライベートのことを話す機会を増やしました。

バリュー施策⑦部活動の開始

メンバーどうしの交流する機会を増やすため、共通の「趣味」をみんなで共有する部活動を開始しました。こちらもコミュニケーションの機会の増加を図りました。

【部活動】

・筋トレ×美容部

「ウンドウシタイ」というLINEグループで、週1回運動系のYoutube動画をみながらみんなで体を動かしています。未知では、業務の多くがデスクワークになるので、社員メンバーの健康を考えた部活動になります。

・ボードゲーム部

ネットのボードゲームをZOOMをつなげながら実施しています。カタンなど有名ボードゲームから少しニッチなものまで幅広く実施。その場での参加などラフに集まって遊んでいます。

ゲームを介してメンバーの考え方や思考のクセがわかり、楽しく雑談しながら実施しています。

染谷さんの活動がもたらしたものとは

バリューの認知はもちろん、メンバー間や上司と部下の会話の中でバリューが使われる機会が大きく増えました。毎月実施している「締め会」でバリュークイズを実施したときにもほとんどのメンバーが未知のバリューに回答できるようになっていました。

また、染谷さんの活動がもたらした結果としては「ミキワメ」の数値の大幅な増加です。活動前後で大きく「ウェルビーイング」「仕事への活力」「人間関係」「会社への愛着」のすべての数値が増加しました。とくに「会社への愛着」は会社全体として一番評価の高い「A判定」になり、さまざまな活動が数値としても効果があったことがわかります。

引き続き、染谷の活動に密着し、全員でバリューを体現できる組織にしていきましょう。