セルプロモート株式会社

記事経由でエンジニアが入社した。「面接前に送付」「新入社員に資料として提示」などフル活用

案件概要

システム開発の現場において、エンジニアリング支援やプロジェクト推進を手がけるセルプロモート株式会社。同社は、巨額の採用広告費を投じながらも、求職者に対して会社の魅力や実態が充分に届けられていないという課題がありました。そこで未知株式会社の伴走のもと、社員一人ひとりの言葉を届ける採用オウンドメディア「セルプロTIMES」を構築。1年半にわたる記事制作を通じて、採用活動における新たな接点づくりに取り組みました。今回は、プロジェクトを立ち上げから支えてきた広報担当の戸屋様に、導入の背景から成果、今後の展望についてお話を伺いました。(インタビュアー:未知株式会社 谷口)

セルプロモート株式会社

https://talent.cellpromote.biz/

解決したい課題

  • 求人媒体や人材紹介に依存した採用活動からの脱却

  • 自社の事業内容や社員の人柄が求職者に十分伝わっていないブランディング不足

  • お客様先で働く社員が「孤独になりやすい」といった、外部からのイメージの払拭

施策

  • 社員インタビューを軸にした採用オウンドメディア「セルプロTIMES」の構築

  • 企画立案から取材、執筆までを一気通貫で担う伴走型の制作体制

  • 自社でのコンテンツ制作力の底上げを見据えた内製化コンサルティング

目次

広告費をかけても届かなかった魅力。代表の想いに触れ、リブランディングを決断

谷口:

――未知にご依頼いただく以前、採用活動においてどのような課題を感じていらっしゃいましたか。

戸屋: 当時はエンジニア採用がテーマで、システム開発の現場を支える経験者エンジニアや上流のコンサルタントを採用したいという背景がありました。ただ、エンジニアの採用市場は競争が激しく、ブランディングや他社との違いを打ち出せずに苦戦していました。当時は広報活動もほとんど行っておらず、会社の認知度や知名度が低い状態でした。膨大な採用広告費を求人媒体や人材紹介に投じていましたが、コストは大きい一方で、会社の魅力そのものを発信できていないという課題がありました。当時のサイトはかなり情報量が少なく、そのためクチコミでも誤解を招く声が掲載されており、実際の社風や社員の姿とは異なる印象を持たれてしまっていたようです。
 
谷口:

――未知への依頼に至った経緯を教えてください。

戸屋: 当社の代表にヒアリングをしていただくなかで、会社立ち上げに至る経緯や想いに強く共感してくださいました。外から見ると事業内容だけの会社に見えていたものが、実際には代表の熱意やドラマがある。それが全く外に伝わっていないことを課題として提示してくださり、社員一人ひとりの魅力を発信するオウンドメディアという形でのリブランディングをご提案いただきました。

手探りの人選から始まった伴走。信頼関係が生んだ質の高い記事づくり

谷口:

――オウンドメディアの取り組みは社内でも初めてだったと伺いました。苦労された点はありましたか。

戸屋: 社内でインタビューをして記事にするという経験自体が初めてでしたので、まず誰から取材を始めるかという人選から手探りでした。社員はそれぞれ忙しさが異なりますし、時期によっても状況が変わります。そうした事情を汲み取っていただきながら、代表やキーパーソンとなる社員を中心に、丸投げにせず一緒に人選を進めてくださったのがとても助かった点です。テーマや切り口についても、個人のキャリアを深掘りする記事に加えて、部門間の関係性を伝える対談形式や、女性エンジニアの活躍を伝える企画など、読み物として楽しめる形で丁寧に提案してくださいました。
 
谷口:

――取材の進め方について、印象に残っている点はありますか。

戸屋: インタビュアーの方が非常に丁寧な聞き方をしてくださり、専門的なIT用語やエンジニアの技術的な話も的確にキャッチアップした上で質問を重ねてくれる点に驚きました。取材を受けた社員からは「まとまりのない話をしてしまったのに、こんなに読みやすい記事になっていて驚いた」という声が毎回のように上がり、話す量に差がある社員の言葉も、一定の質を保った読み物として仕上げていただけることに満足していました。担当の方とは、プロジェクトのことだけでなく食事の場でもお話しする機会があり、発注側・受注側という関係を超えて理解を深められたことも、円滑な進行につながったと感じています。

記事経由でエンジニアが入社。次のフェーズに向けた活用構想

谷口:

――記事が蓄積されたことで、社内にどのような変化がありましたか。

戸屋: 社員同士の理解が深まったことは大きな変化でした。「あの記事を読みました、こういうことを考えていたんですね」といった会話が自然と生まれるようになりましたし、新入社員に対しても「こういう会社で、こういう先輩が働いている」という文化を伝える資料のような役割を記事が果たしてくれています。
 
谷口:

――「セルプロTIMES」は本格的に始動した2024年に年間ページビュー数45,000以上を記録し、以降も安定してアクセスを集め続けています。採用活動への影響はいかがでしたか。

戸屋: 求職者の入社意向を高める効果は確かにあると感じます。求職者様側から記事を見ていただくだけでなく、当社側から一次面接の前に記事を送付することで、事前に会社を知ったうえで面接に臨んでいただけます。さらには代表や最終面接官の記事を送ることで、面接での「どんな方ですか」といった質問も減っている実感があります。
 
谷口:

――中でも印象に残っているエピソードがあれば教えてください。

戸屋: 記事を直接読んで応募してくださった方が実際に入社されたケースが、特に印象に残っています。その方は元々、スキルアップを目的にプロジェクト現場での経験を積み、将来的にフリーランスとして独立したいという思いを持っていました。「セルプロTIMES」には、フリーランスを目指しながら経験を積んでいる社員のキャリアストーリーを掲載していたのですが、その方はその記事を読み、独立に向けたサポート体制がしっかり整っていることを知って応募を決めてくださったそうです。入社後、実際にその方は今年フリーランスとして独立を果たされました。記事を通じて会社の姿勢や支援体制が伝わり、一人の方のキャリアの選択を後押しできたことは、私たちにとって大きな手応えでした。
 
谷口:

――貴社の働き方に対するイメージにも変化はありましたか。

戸屋: エンジニアの方は基本的にお客様先でのお仕事となるため、「孤独になりやすい」「放置されるのではないか」といった漠然としたイメージを外部から持たれることがありましたが、社員一人ひとりの担当がつく当社独自のフォロー体制や、実際に現場で経験を積みながら成長していく社員のリアルな声を発信することで、そうしたイメージを少しずつ払拭できていると感じています。
 
谷口:

ーーもし未知の採用オウンドメディア支援を他社様におすすめいただくとしたら、どのような企業におすすめしますか。

戸屋: 知名度が高くなく、競合も多い中で、自社の魅力を伝えたい思いはあるものの、うまく発信できていない会社様には特におすすめできると思います。また、魅力の言語化が得意でない担当者がいる場合でも、寄り添いながら一緒に言葉にしてくださるので、そうした伴走者を必要としている会社様にはぜひ活用していただきたいサービスだと感じています。
 
谷口:

ーー本日は貴重なお話をありがとうございました。

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