予防医療サービスを展開する株式会社ウェルネス。急成長のさなかにあった同社は、社内の魅力や働く人の思いを伝える情報がWeb上にほとんど存在しないという課題を抱えていました。未知株式会社の「採用インタビュー記事制作」を導入し、2023年3月から半年間で12本のインタビュー記事を制作。リファラル採用を支える情報基盤として、現在も活用が続いています。今回は、導入の背景から成果、今後の展望について、代表の中田様にお話を伺いました。(インタビュアー:未知株式会社 谷口)
谷口:
― まず、プロジェクト開始前の2023年時点で、採用活動においてどのような課題を感じていらっしゃいましたか。
中田:
一番は、会社そのものが知られていないということでした。リファラル採用を進めようにも、紹介した相手に「何その会社?」と言われてしまう状況だったんです。当時は採用サイトもコンテンツもほとんどなく、エンジニアも知人のつてで採用しているような段階でした。資金調達のリリースを出し始めた頃だったのですが、会社を知って興味を持ってくれた人が、実際にどんな人が働いているのかを確認できる情報がWeb上に一切なかったんです。加えて、当時在籍していた30人ほどの医学生たちにも採用に協力してもらいたいと考えていましたが、彼らはベンチャーで働くという文化自体になじみがなく、「働いていてどう?」と聞かれても答えに窮してしまう。取材を受けて記事になっていれば、それをそのまま知人にシェアしてもらえる。そうした、リファラルを後押しするコンテンツが必要だと感じていました。
谷口:
― 数あるサービスの中で、未知にご発注いただいた決め手はどのようなところにありましたか。
中田:
正直なところ、他社との比較検討や相見積もりは行っていません。未知さんのブランディングに対する考え方に共感したというのが大きいです。私自身、海外の企業をベンチマークにしていたのですが、海外では医療や予防領域のサービスであっても見せ方が非常に洗練されていて、中身以上に伝え方で資金調達やユーザー獲得につなげている会社が多いんです。日本はその点が弱いと以前から感じていたので、ブランディングを大切にする未知さんの姿勢に共感し、依頼を決めました。当時はまだ会員数も今の8分の1程度で、採用そのものを積極的に考えていたわけではありませんでしたが、勧めていただいたことを試してみようという気持ちで導入に至りました。
Facebook投稿に記事を投稿し、1名の採用に寄与
谷口:
― 半年間で12本の記事を制作させていただきましたが、原稿のクオリティへの満足度はいかがでしたか。
中田:
特に印象に残っているのは、ある医学生の記事です。取材を受けた本人がFacebookに記事を投稿してくれて、それを見た友人が興味を持ち、実際に応募から採用まで進んだケースがありました。加えて、若手のメンバーや学生は取材を受ける機会自体が少ないので、話しながら自分の考えを言語化できるという点でも価値があったと感じています。話しているうちに「そういえばこういう思いで入社したんだ」と、本人が改めて気づく場面もあったようです。情報を発信するだけでなく、社員自身の入社理由を再確認する機会にもなっていたと思います。
谷口:
― 記事が完成していく中で、社内の意識に変化はありましたか。
中田:
特に医療従事者のメンバーの記事は、読んだ社内のメンバーから「なるほど」という反応があったと記憶しています。完成した記事は社内広報でも共有していたので、お互いの仕事への理解を深めるきっかけにはなっていたはずです。
記事は「資産」になる。リファラルを軸に描く、これからの採用戦略
谷口:
― プロジェクト終了後、現在に至るまで記事はどのように活用されていますか。
中田:
会社に興味を持った人が、過去の記事を遡って読んでくれているケースが多いと思います。Web上に社員の言葉が残っていること自体が、会社を知ってもらう入口になっていると感じていますね。今後は、リファラル採用の場面でも、口頭で説明するだけではなく「こちらの記事に載っているので、よかったら見てみてください」という形で記事を案内していきたいと考えています。深く話し込まなくても、記事を読み込んでもらうことで共感度を高めた状態で会話ができるはずです。
谷口:
― 今後の採用について、どのような展望をお持ちですか。
中田:
AIの進化もあり、必要な人員の数自体は今後大きく増えないと考えています。一方で、専門性の高い人材の採用は今後も重要なテーマです。専門人材の採用では、母集団そのものが限られているため、広く募集をかけるよりも、少人数での交流会やコミュニティを通じたリファラルに力を入れる方針です。
谷口:
― 最後に、未知の採用オウンドメディア支援はどのような会社におすすめだと思われますか。
中田:
やっていることは面白いのに、そのことがまだ知られていない会社は多いと思います。プロダクトはいいのに認知度が低い、というケースですね。そうした会社にとって、社員の言葉をWeb上に資産として残していける未知さんのサービスは、有効な選択肢になるはずです。
