株式会社 シーボン (C’BON COSMETICS Co.,Ltd.)

体験予約が目標の1.5倍。シーボンが挑んだSEO×オウンドメディア運用

案件概要

株式会社シーボンは1966年の創業以来「美を創造し、演出する」の企業理念の下、独自研究開発の化粧品とサロンでのケアにより、美しい肌の実現へアプローチし続けている企業です。長年にわたる高品質な製品の提供と手厚いアフターサービスにより、顧客から厚い信頼を寄せられる一方、オンライン集客が課題とされていました。 未知株式会社は2022年の秋より、パートナー企業としてコンテンツSEOを中核としたオウンドメディア『C’BON Beauty Journal』の運営支援を行なっています。今回は、株式会社シーボンの高梨様、後藤様に、オウンドメディア立ち上げの背景から導入後の変化、そして今後の展望について詳しくお話を伺いました。(インタビュアー:未知株式会社木村)

若々しい美肌へ導くスキンケアお役立ちメディア:シーボンビューティージャーナル

https://www.cbon.co.jp/journal/

解決したい課題

  • 若年層へのアプローチと新たな顧客接点の創出

  • メディア運営におけるノウハウ・リソース不足の解消

施策

  • SEOを中核としたメディアの立ち上げ・運営

  • 伴走型コンサルティングとメディア運営支援

目次

広告では伝わらない「本質的な価値」を届けるために。シーボンが選んだオウンドメディアという新たな一手

木村:

― はじめはSEO対策を目的にコンテンツ会社を探していらっしゃったとのことですが、未知株式会社にお問い合わせいただいたきっかけを教えていただけますか?

高梨:

当社は積極的にCMなどは打たず、お客様からの口コミを何よりも大切にしてきました。実際にご利用いただいている方がシーボンのファンになり、その良さを実感した上でご家族やお友達を紹介してくださることで、長年支えてくださるお客様との輪が自然に広がってきたという歴史があります。

その一方で、オンライン上のアプローチが大きな課題となっていました。広告を活用した認知拡大は進めていたものの、私たちの製品やサービスがもつ本質的な価値が伝わりにくいのではないかというジレンマがありました。

実際、Webサイトへの流入も店舗名や製品名での指名検索がほとんどで、それ以外のキーワードで情報を求めている方にアプローチできていない状況が続いていたのです。

そうした現状について社内で検討した結果、オウンドメディアを通じた情報発信を強化しようという方針が決まりました。しかし、当時はSEO対策やオウンドメディア運営についてのノウハウが無かったため、複数の支援会社を比較検討していました。

木村:

― Web集客に対して手薄な状態だったということですね。複数社を比較検討していたとのことですが、最終的に当社を選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか。

高梨:

オウンドメディアメディアの制作・運営を外部にお願いするにあたり、会員制という業態の特性や、化粧品を扱う上で欠かせない薬機法への配慮など、当社特有の事情がありました。

未知さん以外の会社からは、汎用的なツールやサービスの提案をいただきましたが、当社の要件に当てはめるのは難しいと感じていました。

その点、未知さんは私たちの業態や課題を丁寧に理解したうえで、一緒に最適な形を模索してくれる伴走型のスタイルであることに、たいへん魅力を感じました。

また、ご提案時に担当の木村さんご自身が実際に当社のサービスを体験し、ファンとして熱意をもってお話しいただけたことも、信頼につながった大きな理由です。

体験予約1.5倍・LP送客3倍を達成。着実に成長するオウンドメディア

木村:

― 実際にオウンドメディア『C’BON Beauty Journal』の運用を開始してから、どのような変化がありましたか?

高梨:

まず、数字の面で大きな成果が出ています。施策開始以降のセッション数は着実に伸びており、現在ではLPへの送客数が毎月500件を安定して超える水準となりました。

体験予約数も大きく伸びており、年間で400件近いご予約をいただけるように。初年度に掲げていた目標と比べても約1.5倍の成長を達成しています。

特に印象的だったのは、Google Discoverに記事が長期間掲載されたことです。その期間はセッション数が大幅に増加し、LPへの送客数も通常の3倍近くに跳ね上がりました。

社内でも「これはすごいことだ」と話題になり、オウンドメディアの価値が広く認識されるきっかけになったと感じています。これも、未知さんに質の高い記事を継続的に制作していただいているおかげです。

木村:

― 年間400件もの体験予約につながるとは、本当に大きな成果ですね。Web施策がしっかりお客様にも届いている印象です。実際に、そうした施策を通してお客様の反応や変化にはどんなものがありましたか?

高梨:

とてもポジティブな反応をいただいています。当社は会員制のため、新規のお客様からは「アフターケアの様子が分かりにくい」という声がありました。

その不安を解消するために制作していただいた体験レポート記事は非常に効果的でした。施行の流れや持ち物、服装などを写真付きで紹介することで、「これなら安心して行ける」と感じていただけるようになりました。

体験レポート記事のエンゲージメントも高く、お客様のニーズにしっかり応えられている実感があります。

木村:

― 実際に、社内や現場の中ではどのような広がりがありましたか?

高梨:

社内でのオウンドメディアに対する意識が大きく変わりました。もはや単なる集客ツールではなく、社内全体で共有・活用できる資産として位置づけられています。

全社会議で記事の内容を共有することで、社員の美容知識やサービス理解を深める教育ツールとしても機能しています。

後藤

現場の店舗スタッフも、お客様へのカウンセリング時に記事を活用することがあるようです。特に、敏感肌でフェイシャルケアに不安を感じているお客様に体験記事をお見せすると「ここなら行けるかも」と安心していただけることが多いです。

お客様のリアルな声が、次のお客様への信頼につながるという、Web上での口コミ効果が生まれています。

また、私が担当しているLINE公式アカウントやInstagramの運用でも、反響の大きかった体験記事やランキング記事を再配信することで、高いクリック率を維持できています。こうした記事の二次利用によって、非会員のお客様へのアプローチの幅も格段に広がりました。

薬機法×コンテンツの壁を乗り越え、ブランドの価値を高める

木村:

― 3年間のサポートを通じて、私たちの対応について率直なご感想をお聞かせください。実際に現場でご一緒する中で、良かった点や印象に残っていることがあれば教えてください。

高梨:

化粧品を扱う上で、薬機法は常に意識しなければならない重要なポイントです。表現に厳しい制約があるため、製品の魅力を伝えられないもどかしさを感じることも少なくありません。

そのような中で未知さんは、「これは表現できません」と線を引くのではなく、「こういう言い回しなら伝えられそうです」と前向きな提案をしてくださいます。制約が多い中でもブランドの魅力を発信しようと、一緒に考えてくださる姿勢がとても心強いです。

また、コンサルティングの際も、当社の実例をもとに具体的かつ分かりやすく説明してくださるので、私自身の理解も深まりました。施策一つひとつに納得感を持って進められているのは、未知さんの丁寧なサポートのおかげです。

木村:

― ありがとうございます。実際に現場で成果や理解が深まっていると伺えて、私たちも大変うれしいです。最後に、当社のサービスはどのような企業におすすめできるとお考えですか?

高梨:

当社のように、少し特殊な業態でお客様へのアプローチ方法に悩まれている企業や、新しい切り口で顧客接点を持ちたいと考えている企業にこそ、未知さんはフィットすると思います。

特に「何から始めればいいのかわからない」という企業ほど、未知さんのような伴走型の支援を受けることで、最短ルートで成果にたどり着けるのではないでしょうか。

後藤:

コンテンツ制作の観点からも、非常に頼りになる存在です。

私自身、以前Web関係の仕事で記事を書いていた経験があるのですが、継続的に質の高い記事を制作し続けることが、どれだけのリソースを必要とするかよく分かります。その専門的で大変な部分をプロフェッショナルにお任せできるのは、クオリティと本数の両立という点でも大きな安心感につながります。記事制作のリソース不足に悩んでいる企業には、まさに最適なパートナーだと思います。

木村:

― 貴重なお話をありがとうございました。これまでの3年間を通して築かれた信頼関係を、今後もさらに深めていけるよう努めてまいります。本日はお忙しい中、誠にありがとうございました。

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