CMCJ(コンテンツマーケティング実践会議2019)参加レポ

目次コンテンツマーケティング実践会議 基調講演 株式会社ルーシー 石井さん情報爆発に勝つ!キラーコンテンツの創り方 アルマ・クリエイション株式会社 神田さん事例

2019年10月23日にバズ部のルーシーさん主催のCMCJ(コンテンツマーケティング実践会議2019)に参加して来ました!
遅ればせながらレポートさせていただきます。

コンテンツマーケティング実践会議 基調講演 株式会社ルーシー 石井さん

 

コンテンツマーケティング実践会議の運営の裏側などをお話頂きました。
たしかに、イベントの集客もBtoBマーケティングの一貫であるなぁと。

今日来ている参加者がどういう経路で申し込んだかとか、運営にかかったコスト(!!)などぶっちゃけたお話を聞くことができました。

運営の裏話以降は、コンテンツにおけるユーザーフェーズにおいてどんな記事をかけば良いのか、というお話でした。

とどのつまり、届けたいユーザーにばっちり刺さるコンテンツ、しかも「読んで良かった」程度ではなくて
「そう!!!探していたのはこれ!!!!!」というレベルのものが必要、とのこと。

弊社で記事を作成するときも、記事ごとにペルソナ像を設定し、
「この人に読んでもらいたい、この人の役に立ちたい」という考えてのもとに記事を作っておりますが
そこまで強く刺さっているかどうか、、、はわかりません。

検索ユーザーすら気がついていない、潜在的なニーズを記事化する、、、、コンテンツマーケティングは奥が深いです。

情報爆発に勝つ!キラーコンテンツの創り方 アルマ・クリエイション株式会社 神田さん

 

書籍なども多数ご出版され、著名な方だったようなのですか、存じ上げませんでした。
講演の内容もさることながら、ご本人のインパクトがすごかったです(笑)

パワフルでユーモアを交えつつ、壇上を行ったり来たりしながらお話する様は、さながらエンターテイナーと言った感じでした。

お話の内容は、徹底的なデータ分析を元に「どうすればサービスを買ってもらえるのか」という問いに対する回答。

サービスが売れない、商品が売れない、時は「アプローチをする相手が間違っている」もしくは「アプローチの仕方が間違っている」とのこと。
組織において、意思決定者は1名であることが多いですが、実は顧客の中にはさまざまなタイプの人がいて、アプローチすべきタイプの人、いくら関係を築いても意味がない人、などを正確に見極める必要があるということでした。

確かに営業の現場でよくある「担当者OKは当てにならない」という事象は、単にその担当者の方に意思決定がないから、とかよりはそもそも説得すべき相手ではなかったということが原因のようです。
上司に提案を通すだけの力がある担当者ももちろんいますし、逆に社長は「導入しよう!」と言っているが現場からの反発があったり、役員の誰かが反対している、、、なんてこともよく聞きますよね。

事例で語る。わたしたち才流が研究したBtoB企業の戦略と実行を徹底解説 株式会社才流 栗原さん

 

BtoBマーケティングについて何をすればいいのか、と言うお話の内容でした。
才流さんでは、BtoBマーケティングについてのメソッドの研究をしておられ、マーケティングの「正しい型」を完成させたとのこと。

BtoBとBtoCの購買行動の違いなどについて言及しつつ、
BtoBマーケティングには何が必要なのかということを解説頂きました。

特に大切なのは、顧客のインサイト、であるとのこと。
ユーザーは何が必要なのか?何を解決したいのか?どういう悩みがあるのか?ということを洗い出す必要がまず重要とのことでした。

これは弊社でコンテンツを作成するときにも重視をしていて、
クライアントの皆様には「御社のサービスは何がいいんですか?競合とはどう違うんですか?どうして顧客は導入に至ったのですが?」など根掘り葉掘り聞くようにしていますが
やはり大切なんだな、と思いました。

企業が自分たちの商品の魅力であると思っていることは、顧客にとってはそうでもなかったり、
企業があまり重視していない機能を顧客は有難がっていたりすることもたしかにあります。

そういうデータを持っているのは現場の営業担当の方であることが多いので、マーケティングをする時はまずは営業担当の方にじっくり話を聞くことが大切です。

バトルセッション 株式会社WACUL 垣内さん 株式会社ギャプライズ 鎌田さん

こちらは、ウェブマーケティングに対して異なる意見をもつお二人が討論をする会でした。

垣内さんはデータの鬼、というか3万サイトのデータから得られた結果を正として、「一旦考えるのやめよ?」という意見。

とにかく分析から得られたデータの結果を愚直に反映して、「全員が80点を取ろう」ということでした。

たしかに教えてくださったデータの中には「すべての場合においてそうだろうか・・?」というのもありましたが、確かにデータでそうして出たのであれば

一旦従って見るのも有りだなと思いました。

一方、鎌田さんは「データには例外もある」とのこと。たしかに、そう(笑)

鎌田さんの見解としては、ユーザーを分類して、「ニーズが高いはずなのにCVしなかったユーザー」から順番にテコ入れをする。データには「ニーズもなく、CVするつもりも全然なかった人」も含まれてしまうからそこも入ったデータに合わせに行くのはあんまり意味がないとのこと。たしかに。

結局、お二人の意見は対立しているというか、合わせてやるのが一番いいなという感じでした。

まず新規サイト、新規リリースであれば、垣内さんのやり方でまずいきなり80点に持っていく。

そして鎌田さんのやり方で80点を100点にしていく。

セッション中も「対立という構造を取ったけど、まぁそういうことだよね」という感じでした。

まとめ

 

CMCJはとても長丁場でしたが、貴重なお話がたくさん聞けました。

来年も開催予定とのことなので、ぜひまた行きたいと思っています。来年は質問用の掲示板が荒れないといいですが、、、(笑)