正しい知識のブランディングでブランド認知度を上げよう!

ブランディングの効果は目に見えにくいものも多いです。そのため、ブランディングの結果に手応えが感じられず、このままの手法で良いか悩んでしまうこともあります。そのような状況に陥らないためにも、ブランディングには正しい知識が必要となります。

ブランディングでブランド認知度を測るための方法

ブランディングによって、ブランドの価値を高めていくことは重要です。しかし、ブランディングの効果は目に見えにくいものも多く、定期的にその効果を把握するためにブランドの認知度を測る必要があります。ブランドの認知度を測る方法はいくつかあるので、商品やサービスの内容などに合わせて適した方法を選んだり、組み合わせる必要があるでしょう。

アンケート

ブランディングの認知度を図る方法はいくつかありますが、大きく分けると「純粋想起」と「助成想起」の2つがあります。純粋想起とは、商品やサービスなどのジャンルやカテゴリーを与えられるだけで思い出せることです。しかし、ジャンルやカテゴリーだけで思い出してもらうほどの認知度を持っている場合は、その市場を代表するブランドということであり、なかなかそこまでの認知度を持つことは難しいです。そのため、自社の商品やサービスの認知度を知るには、自社ブランドと競合ブランドを並べて、知っているブランドに印をつけてもらう助成想起を利用したアンケートを活用しましょう。アンケートであれば、自社ブランドの認知度を図るだけでなく、競合ブランドとの認知度の比較を行うこともできます。

Google 広告で検索ボリュームを図る

ネットを使って検索エンジンから調べ物をするという人は多いです。その際にGoogleを使うという人も多いでしょう。Googleでは広告を出すことができ、ブランド効果の測定サービスを行っています。Google広告のブランド効果の測定サービスを活用することで、広告が表示された回数や、その表示された広告がクリックされた回数、どのくらいのユーザーに表示されたか、1人のユーザーに対して広告が表示された平均回数などを知ることができます。ブランディングの効果は目に見えないものも多いですが、このように具体的な数字として表れることで、正確にブランディングの効果を把握することができるようになります。また、ツールを使って検索ボリュームを図ることで、多くのユーザーが関心を持つキーワードを知ることもでき、その後のSEO対策にも役立つでしょう。

認知度を高めるためのブランディング手法

ブランドの価値はいろいろな要素によって決まります。そのため、どの要素の価値を高めるかによって、ブランディングの手法を選ぶ必要があります。ブランディングにはいろいろな手法があり、それぞれ異なった特徴があります。そのため、どの手法を選べば良いか判断するためにも、特徴を把握しておく必要があります。

広告

ブランディングといえば広告や宣伝というイメージを持つ人も多くいます。商品やサービスに重点をおけば、認知度が上がることでその商品やサービスの売上を上げることにつながります。しかし、ブランドの価値は認知度だけでは決まらないため、ブランディングの面では効果が薄くなってしまうこともあります。そのため、購買に直接的に繋げるレスポンス広告と、会社やブランド、商品やサービスの認知度を上げるブランディング広告があることに注意する必要があるでしょう。

メディア

広告や宣伝はテレビや雑誌、ネットなどいろいろなメディアで行うことができます。そのため、商品やサービスなどに合わせて、適したメディアでの宣伝や広告をする必要があります。また、会社で独自に運営していくオウンドメディアの重要性も高まってきています。オウンドメディアには、ホームページやブログ、メールマガジンやパンフレットなどがあります。オウンドメディアは会社で独自に運営しているため、テレビや雑誌での宣伝のような大きなリーチ力はありません。しかし、情報の内容や記事のスペースなどを気にする必要がなく、自社の情報を自由に発信することができます。また、即効性はありませんが、オウンドメディアを成長させていくことで、効果的な広告や宣伝ができるようになり、ユーザーとの接点を密にしていくこともできます。

SNSの活用

ブランディングにはいろいろな手段があります。SNSも発信力が高く、多くの人に認知してもらえるため、活用されることが増えてきました。ある程度の制限はあるものの、基本的にはオウンメディアと同様に自由に情報を発信することができます。しかし、即効性が弱く、SNSも成長させる必要がありますが、SNSを通すことにより低コストで多くのユーザーに情報を届けることができます。SNSでは自由に情報が発信できる代わりに、多くの人が自由に情報を見て、その情報に対して比較的簡単にレスポンスをすることができます。そのため、発信する情報の内容には注意をしないと、ネット特有の炎上を起こしてしまうリスクもあります。

他サイトへの出稿

オウンメディアやSNSをブランディングの手段として活用する場合は、即効性がないためまずは成長させる必要があります。成長の方法もいろいろとありますが、他のサイトへの出稿をして自社コンテンツへの経路をつくるという方法があります。人気サイトやコンテンツ、PRメディアなどに広告出稿をすれば、認知度を上げることができます。また、出稿するメディアを選ぶことで、ターゲット層を絞ったり、新たなターゲットを獲得したりなども期待できるでしょう。

インフルエンサーの活用

有名な芸能人に商品やサービスの広告のモデルになってもらったり、CMに出演してもらったりなどして、ユーザーの購買意欲に影響を与えるという手法は定番です。しかし、現在ではユーザーの購買意欲に影響を与えるのは芸能界の有名人だけではなく、人気Youtuberやインスタグラマー、ブロガーやカリスマ主婦など、多くいます。このような世間に大きな影響を及ぼす人のことをインフルエンサーと呼び、インフルエンサーに商品やサービスなどを紹介してもらうことで、よりターゲットを絞って、密な情報を発信することができます。インフルエンサーを活用したWebマーケティングは、ブランディングにおいて重要な手法の1つとなってきています。

自社にあったブランディング手法の選び方

ブランドの価値はいろいろな要素によって決まり、ブランディングにはいろいろな手法があります。そのため、ブランディングを行う際には、どの要素の価値を高めるかによって適したブランディングの手法を選ぶ必要があります。

カスタマージャーニーを作成

ブランディングの手法の中には、ペルソナを設定して架空の人物が商品やサービスを利用したり、リピーターとなるまでの流れを想定するという方法があります。また、ペルソナのような架空の人物ではなく、実際の顧客が商品やサービスを認知して、利用するまでの流れの情報を、その後のブランディングに活用するという方法もあります。ブランディングでは、このような認知から利用までの一連の流れが済んでいる顧客のことをカスタマージャーニーと呼びます。顧客が実際にどのような流れを体験しているのかを知るためにも、カスタマージャーニーの作成は必要です。カスタマージャーニーの一連の流れは時系列ごとに接点や心理、行動などから図式化し、カスタマージャーニーマップにすることで、その後の具体的な課題や必要なブランディングを把握できるようになります。

ユーザーを考える

ブランディングを行う際には、ターゲットとなるユーザー層に合わせて手法を選ぶ必要があり、誰にどのようにして認知してもらうかは重要となります。もし、ターゲットが10代のような若い世代であればインフルエンサーやネットなどを使用したり、年配の人がターゲットであればテレビやチラシを使用するなど、適したメディアや手法を選ぶべきでしょう。また、商品やサービスの魅力の伝え方も、価格の安さや高級感など、どの要素を重点においているか、どのようなメッセージの組み立てで伝えるのかも重要となります。

ブランディングによる認知度向上は未知ブランディングメディアへ