覚えておきたいWeb広告9種類!適切なWeb広告の選び方

「自社の商品を広く認知してもらって顧客を獲得したい」という方におススメしたいのが「Web広告」です。しかし、Web広告には種類がたくさんあり、迷うことも多いのではないでしょうか。今回は、Web広告の種類や適切なWeb広告の選び方についてご紹介します。

Web広告が注目されている背景

近年耳にする機会の多くなった「Web広告」という言葉ですが、そもそも「Web」とは何のことでしょうか。広告などに用いる場合の「Web」とは、インターネットのさまざまな画像や動画、文章などをまとめるシステムのことを指します。

ここで、「Web広告」が注目されている背景について見て行きましょう。

皆さんは情報を知りたいとき、どういった方法で調べますか。最近は新聞やテレビより、スマートフォンを使って手軽な情報検索をする人も増えているのではないでしょうか。

現代の社会は、世界中でパソコンやスマートフォン、さらにタブレットが普及し、人々がWebに携わる機会が増えてきています。それに伴い、マスメディア(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌など)に代わって、インターネットが広告業界の主流になってきました。

電通によると、2019年インターネット広告費は、テレビの1兆861億円を超え、2兆1048億円となったとされ、実際の数値においても「Webメディア」の方がマスメディアより多く導入されていることがわかります。

そこに広告配信を自動化できる技術が加わったことによって、「Web広告」は世界で人気になり、注目を集めているということが言えます。

Web広告の種類

続いて、現在の主なWeb広告9種類についてご紹介していきましょう。

Web広告の種類1つ目は、「リスティング広告」です。

「リスティング広告」とは、検索したキーワードに応じたWeb広告がページに表示されるWeb広告で、「検索連動型広告」とも呼ばれます。

ユーザーの興味関心に応じた広告がページ内に表示されるため、ユーザーにクリックしてもらいやすいというメリットがあります。この広告は、ターゲットとなるユーザー層を集客するのに適したWeb広告と言えるでしょう。

さらに、ユーザーが広告をクリックしただけで料金が発生するという、「クリック料金型」であることもメリットと言えるでしょう。その反面、「リスティング広告」には細かい運用が必要ということがデメリットと言えます。

Web広告の種類2つ目は、「純広告」です。

「純広告」とは、Webメディアの広告枠を買い取って掲載するWeb広告のことです。この「純広告」は動画内に広告を表示することも可能で、別名「バナー広告」とも呼ばれます。

メリットとしては、興味関心がないユーザーへのアプローチができ、広告をある程度の期間ずっと表示させられることです。ただし、「純広告」は広告枠が高単価で、費用が多くかかってしまうことがデメリットと言えるでしょう。

Web広告の種類3つ目は、「アドネットワーク」です。

あまり聞き慣れない方も多いでしょうが、「アドネットワーク」とは、さまざまなWebサイトの広告枠に一括に掲載するWeb広告の手法です。

さまざまなメディアとの契約や料金形態を一括できるため、業務の効率化が期待できます。デメリットとしては、ターゲットではないユーザーにも広告が掲載されるといったことです。

Web広告の種類4つ目は、「リターゲティング広告」です。

「リターゲティング広告」とは、過去にWebサイトを訪問したユーザーに表示させるWeb広告です。そのため興味関心のあるユーザーに絞り、アプローチできるのがメリットです。

この広告は、「リマーケティング広告」と呼ばれることもあり、メディアによって呼び方が異なるということが特徴です。

ただし、「リターゲティング広告」は一度訪問したユーザーに対して何度もアプローチをする性質上、ユーザーに嫌がられることも多く、マイナスのイメージがついてしまうこともありますので注意が必要です。

Web広告の5つ目の種類は、「アフィリエイト広告」です。

この広告は、アフィリエイトサイト(広告収入を目的として運営しているWebサイト)に掲載し、コンバージョン(最終的な成果)を得ることによって料金が発生します。「アフィリエイト広告」は多くのサイトに掲載されるため、認知拡大が大いに期待できます。

さらに、コンバージョンが出たときの費用が発生するので、費用対効果(コストパフォーマンス)が高いというメリットがあります。

Web広告の種類6つ目は、「ネイティブ広告」です。

「ネイティブ広告」とは、ニュースサイト等で記事に混ざって掲載されるWeb広告です。自然な形で掲載され、「いかにも広告」という体裁をしていないので、ユーザーもあまり身構えることなく受け入れやすい広告と言えるでしょう。

また、同じ分野の記事に混ざって掲載されるため、多くのクリック数を期待できます。

Web広告の種類7つ目は、「SNS広告」です。

「SNS広告」は、ツイッターにフェイスブックやインスタグラムなどのSNSに掲載されるWeb広告のため、ユーザーの性別や年齢、学歴や職歴、フォローの状況など、ターゲットを細かく絞ることができます。

さらに、ユーザーによる共有や拡散によって、広告が自動的に広がっていくということも期待できます。

Web広告の種類8つ目は、「記事広告」です。

「記事広告」とは、他のWebサイトで記事を掲載してもらうWeb広告で、ターゲットとなるユーザーの他、興味関心がないユーザーへのアプローチも可能です。

ただし、掲載されるまでにかなりの時間がかかってしまう可能性もあるので注意しましょう。

Web広告の種類9つ目は、「動画広告」です。

「動画広告」とは、動画コンテンツを配信して認知度を上げるというものです。静止画と比較して情報量が多くユーザーの目を引きやすいため、効果が出やすいというメリットがあります。

Web広告の選び方

ここまで、Web広告にはどのような種類があるのか分かっていただけたでしょうか。しかし、「さまざまな種類のWeb広告があることは分かっても、自社がどれを選べばいいか分からない」と考える方も多いことでしょう。

Web広告で成果を得るためには、目的に合った広告の種類を選び、運用していくことがとても大切です。商材や広告の目的に合っていなければ成果は出しづらいでしょう。「正しいWeb広告選び」こそが成功のカギと言っても過言ではありません。

続いて、Web広告の選び方について詳しく解説して行きますので、参考にして下さい。

ターゲットで選ぶ

1つ目の「Web広告の選び方」は、「ターゲット」で選ぶ方法です。

前述のとおり、「Web広告」はユーザーの特性などを見極めてターゲティングできることが強みです。近年のWebメディアの普及で、今までメッセージを届けられなかったユーザーに対しても、情報を伝えられるようになりました。

その上で、商品を認知しているユーザーをはじめ、興味関心がないユーザーや、その人々の行動パターンによって適切な広告は異なることも念頭に置きましょう。ターゲットを明確にすることで、効率化することができ費用対効果も高めることができます。

目的で選ぶ

2つ目の「Web広告の選び方」は、「目的」で選ぶ方法です。目的に合うWeb広告を選ぶことで成果につながってきます。

目的に対して、誤ったWeb広告選びをしてしまえば、成果につながらないだけでなく、それまでにかけた費用までもが無駄になってしまいます。

たとえば、「Web広告」の目的が認知拡大であれば、できるだけ多くの人にみてもらえる媒体を選ぶことが大切です。また、コンバージョンが目的であれば、実際の獲得数の規模で判断しましょう。

さらに、ブランディング(ブランドを形作ること)が目的の場合であれば、ブランドのイメージを壊さないような広告が相応しいでしょう。それぞれの目的に合ったWeb広告選びを心がけて下さい。

ここまで、Web広告について詳しく解説して来ましたが、適切なWeb広告選びの仕方などを分かっていただけたでしょうか。

近年のWeb広告の進歩は目覚ましいものがあり、今後もさまざまな分野に活躍の場を広げていくことが予想されます。広報戦略の1つとして、Webメディアの制作はどうでしょうか。

自社に合った広告の選び方など、ぜひ「未知ブランディングメディア」にお問い合わせください。