初心者でもできるWebメディアの作り方!下準備から記事作成までの流れ

この記事では、初心者にもわかりやすいように、自社のWebメディアの作り方について解説します。サイトの作り方から記事を書く際の注意ポイントまで、詳細に解説していきます。自社のWebメディア担当に任命されたあなたが初めに見るコンテンツとしてピッタリな内容です。

Webメディアの作り方:下準備

Webメディアの作成にあたっては、事前にどのようなメディアにするかを決定しておくことが重要です。

作成する記事を見てほしい人や、売りたい商品などに関連して、人々の注目を集めるようなテーマを決めましょう。

ここからは、Webメディアの作り方における準備作業について解説します。

【1.Webサイトの目的を決定する】

最初に、作成するWebメディアの目的を決めます。目的は、作成するメディアが目指すゴールのことです。

企業でメディアを作成する場合の目的は、「企業自身のブランディング」や「新規顧客の獲得」「商品やサービスの購入に繋げる」など、さまざまなケースが考えられます。ここで決める目的によって、その後の進め方が大きく変わります。

メディアの目的が決まったら、目的をKGI(メディアが目指す最終目標)とし、KGIを達成するためのKPI(ゴールに向かうための重要な評価指標)を定めます。

KGIやKPIには、PV(ページの表示数)やMAU(月間アクティブユーザー数)のような、具体的な数値を含んだ目的にしましょう。数値を含んだKPIを設定することにより、目標に対する達成率や効果測定をおこない、その後の進め方を検討するための分析が行いやすくなります。

【2.競合のリサーチをする】

Webメディアの目的が決まったら、作成する対象となるWebサイトの競合となり得るサイトを検索してリサーチをおこないます。

競合のリサーチによって、他社がどのような戦略で、どのようなターゲットに対して広告をおこなっているかを知ることができます。

似たようなコンセプトのWebサイトが存在する場合は、作成するWebメディアが競合サイトに比べて独自性を出せるか、比較してみた時に対抗できる見込みがあるかを確認します。

他社のサイトがすでに強力なコンテンツを保有している場合などは、ターゲットをずらしたり、広告の中心となるキーワードを変えるなど、戦略的な変更をおこなうことも検討すると良いでしょう。

Webメディアの作り方:サイト制作

Webサイトの目的やターゲットが決まったら、実際のWebサイトの作成に移ります。Webサイトには、公開するためのドメインやサーバーなどを準備しなければなりません。

ここでは、Webサイトを作成するために必要な要素について、1つずつ順に解説していきます。

【1.ドメインの決定】

自社のWebメディアを作るにあたって、自社ドメインの取得は必須です。

無料のブログサービスなどを利用することもできますが、無料サービスが用意したドメインを利用すると、コンテンツが自社の資産になりません。コンテンツに自社の所有権がなければ、自由に活用することができないため、自社ドメインを取得することがおすすめです。

ドメイン名は、貴社のWebメディアを代表する名前になり、貴社の重要な資産になります。構築するサイトの目的を表すようなキーワードを入れ、覚えやすい名前を選定すると良いでしょう。

サイト構築当初は価値も低く、その資産価値は決して高くありません。しかし、Webメディアが成長し、貴社の信頼性が上がってくるにつれて、コンテンツに興味を持ったユーザーに認識してもらえるようになり、他社広告の掲載を希望されるなど、思わぬ収入源にもなり得ます。

【2.サーバー環境の設定】

自社のWebメディアを公開するためには、サーバーを構築し、Webメディアを公開するための設定をおこなう必要があります。

Webメディアを自社で構築して公開する場合には、セキュリティを意識して、安全に公開できるような設定を調査して実施する必要があります。

また、利用者の増加によってサーバーに負荷がかかるようになると、表示速度が遅くなったり、Googleの検索順位に影響するなど、SEO対策面で悪影響があり、将来的な利用者を逃すことにもつながり兼ねません。

将来的に期待しているアクセス数を考慮し、共用サーバー、専用サーバー、クラウド型などから、適切なサーバーを選定して利用しましょう。

ただし、利用者数の予測や必要なサーバの選定および設定は、初心者には高度で難しく感じるかもしれません。そのような場合は、外部の事業者に委託しておこなってもらうとよいでしょう。

【3.プラットフォームの決定】

次に、自社のサイトを公開するためのプラットフォームを選定します。企業サイトを公開するための便利なプラットフォームとして、Wordpressがオススメです。

Webサイトの作成には、HTMLやCSSのようなWebページを綺麗に表示するための知識が必要になります。初心者がWebメディアを始めるには、HTMLやCSSを意識しなくても利用できる、コンテンツ管理システム(CMS)を導入するとよいでしょう。

WordPressは多くの企業サイトで採用され、ビジネスサイトからECまで、幅広い用途に利用されているCMSです。また、完全無料で公開されており、多くのデザインやテーマを自由に選択することができます。

初心者向けに優しいわかりやすいインタフェースと、コミュニティがしっかりしているため、わからない時のサポートなども比較的簡単に利用できることが魅力です。

【4.ページレイアウトの設定】

WordPressには、テーマと呼ばれるWebサイトのデザインだけでなく、サイト全体の骨組みや表示される内容までテンプレートにしたものが公開されています。

Webメディアは文字数が多くなるため、利用者が読みやすいレイアウトにする必要があります。文字サイズや間隔、行間や余白の大きさなどを細かく設定することが可能です。

テーマにはシンプルなものから凝ったものまで、さまざまなタイプのテーマが存在します。

テーマの検索画面から、目的に合った好みのテーマを選択しインストールするだけで、テーマ作成者によって工夫されたレイアウトがすぐに利用できるようになります。

Webメディアの作り方:記事作成

自社のWebメディアを公開する準備が整ったら、記事の作成に移ります。記事の作成では、ユーザーに見てもらえるように内容を工夫したり、ユーザーを引き付けるポイントを設けます。

ここでは、具体的な記事作成の流れを解説します。いずれも重要な内容になりますので、詳しく見ていきましょう。

【1.キーワードの設定】

ユーザーが記事にたどりつくために、検索サイトで入力してもらいたいキーワードを設定します。どんなに内容が良い記事でも、ユーザーにたどりついてもらえなければ意味がありません。

そのために、ユーザーがこの記事を見るときに、「どのようなことに困って、何を解決したいのか」をイメージして、検索キーワードに入力すると思われるキーワードを設定します。

キーワードの設定には、検索ボリューム(そのキーワードが過去に何回検索されたか)を参考にしましょう。過去に検索された回数が多いキーワードを設定することで、作成するWebメディアがより多くの人の目にふれる可能性が高くなります。

検索ボリュームは、Googleのキーワードプランナー等を用いて調べることができます。

【2.ユーザーの検索意図を把握する】

「検索意図」とは、ユーザーがどのように考えて、設定したキーワードを入力したかということです。

ユーザーがキーワードを入力するときに、「どのように困っているのか」をよく考え、「どのように考えると目的のキーワードを入力するか」を分析します。

検索意図を知るためには、設定したキーワードを実際にGoogleで検索してみましょう。

検索結果で上位に表示されているサイトに記載されている人々の疑問や悩みは、ユーザーの検索意図に直結したものが多いため、その結果を分析することが、検索意図を分析することにつながります。

【3.記事の構成を作る】

次に、実際の記事の構成を検討していきます。構成とは、タイトルと各章の見出しを並べて、文章全体の概要をまとめたものです。

まず、タイトルを決めます。タイトルは、おおむね32文字以内に収めましょう。また、タイトルには、具体的な数字を盛り込んでおくと、定量的な評価ができるようになり、具体性があがります。

次に、各章の見出しを作成します。見出しの中には、大見出し、中見出し、小見出しという段階に分けて記載し、本文を見なくても見出しを見ればどのような文章かわかるように記載することを心がけましょう。

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【4.記事のライティングを行う】

記事の構成が決まったら、実際にライティングをおこなっていきます。

ライティングの際に重要なことは、ユーザーにとって読みやすい文章を書くことです。せっかく書いた記事も、見てもらえなければ意味がありません。

まず、一文は長くなりすぎないように注意しましょう。文章が長くなると、主語や述語と修飾語の関係は複雑になり、読みにくい文章につながります。一般的に、読みやすい文章は一文が40文字程度とされています。

また、特に制限がなければ、改行や文字間の空白にも注意しましょう。改行がない、文字間の空白が狭いといった文章は、文字がまとまって見えるため、見にくくなります。

また、各章の本文は、結論から書くようにしましょう。結論を先に書くことで、ユーザーはこの文章で何を伝えたいのかを知ることができ、読み進めてもらえる可能性が高くなります。

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